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ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)の違いは?

2025.01.12

AGA治療薬にはプロペシア(フィナステリド )、ザガーロ(デュタステリド)などがありますが、現在ではすべてのAGA治療薬にジェネリック医薬品が販売されており、どの薬剤もジェネリックが主流となっています。ジェネリック医薬品は主要な成分・用量が同じであるため、効果に違いはありません。

今回はザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)の違いについてお話を致します。

AGA治療薬とは?

今では広告などでも目にし、一般的となってきたAGA(男性型脱毛症)の治療薬ですが、AGA治療薬とは具体的にどういったものなのでしょうか?
AGA治療薬として使われる薬剤は主に2種類です。抜け毛の予防に効果的なデュタステリド、フィナステリド。発毛や増毛に効果的なミノキシジル。日本皮膚科学会が推奨する薬剤であり、AGA治療を行っているクリニックで多く取り扱われています。

抜け毛予防の薬剤デュタステリド、フィナステリドは服用するタイプの薬剤で、毎日継続的に服用する必要がありますが、施術が必要な治療などに比べると非常に手軽です。
発毛や増毛の薬剤ミノキシジルは外用薬と内服薬があります。外用薬を勧められることが多いですが、頭皮から浸透させる外用薬より、内側から作用する内服薬の方が効果的だと言われています。内服薬は抜け毛予防の薬剤と同様に毎日継続的に服用することで効果を発揮します。外用薬は1日2回気になる部分に塗布し、自然に乾燥するまで待ちます。

髪の毛は成長する過程の期間が長いため、症状が改善するまでの期間を長く見る必要がありますが、また改善後も継続して服用する必要があります。これはそもそも自身の男性ホルモンが原因でAGAを発症しているため、服用を止めてしまうと元の状態(脱毛しやすい状態)に戻ってしまうからです。継続服用を前提に考えて治療を始めましょう。

「抜け毛予防」と「発毛や増毛」の薬剤はそれぞれ作用が異なるため、併せて服用することが可能です。AGA治療では改善の効果を高めるため、併用することをおすすめします。

AGA治療薬の効果に違いはあるのか?

それでは本題の抜け毛予防の薬剤、デュタステリドとフィナステリドにはどんな違いがあるのか説明致します。

まず前提の話として、男性ホルモンのテストステロンがより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換されると、毛髪の細胞に作用し成長の周期を短縮させ、しっかり育たず軟らかく抜けやすくなってしまいます。これがAGAの主な原因です。

デュタステリドとフィナステリドはこの男性ホルモンの変換にかかわる酵素の働きを抑え、DHTへ変換されにくくすることで結果的に毛髪の成長周期を正常に戻します。

両薬剤とも同じ作用ですが、デュタステリドとフィナステリドでは抑えられる酵素の種類が異なります。デュタステリドは3種類の酵素の働きを阻害しますが、フィナステリドは2種類しか阻害できません。ここが両薬剤の違いとなります。(※3種の酵素のうち1種はAGAとの関連が薄いと考えられているため、デュタステリドは2種、フィナステリドは1種の酵素を阻害すると記載されることも多いです。)
単純に阻害される酵素が増えることにより、デュタステリドの方がよりDHTの産生を抑えられます。データによってはフィナステリドより1.6倍ほど本数に差が見られたものもあり、特に前頭部や頭頂部に酵素が分布しているため、その部分への抜け毛予防により効果的と言われています。

現在フィナステリドを使用していて効果に満足していない方は、同じ服用方法で切り替えもしやすいので、デュタステリドを試してみるのはいかがでしょうか?

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任