コラムCOLUMN

早漏を改善するために

2024.12.29

早漏は、多くの男性が直面する性的機能障害の一つです。近年は、早漏治療の選択肢が広がり、その中でも特にプリリジー(ダポキセチン)は注目される治療法の一つです。さらに、食事や生活の改善も早漏治療に有益であることがわかっています。

早漏とセロトニン
セロトニンは、脳内で重要な神経伝達物質です。情緒安定や睡眠、食欲の調節などに関与しています。そして、セロトニンが射精の制御にも重要な役割を担っています。
一般的に、セロトニンが低下すると、射精のコントロールが難しくなるとされています。これは、セロトニンが神経系の興奮を抑制し、性的刺激に対する感度を調節する為です。つまり、セロトニンが十分に活性化されていない場合、性的刺激に対する反応が過剰になり、結果として早漏が引き起こされる可能性があります。
プリリジー(ダポキセチン)は、このセロトニンの再取り込みを阻害することで、セロトニンの濃度を一定水準以上に保つことができます。これにより、性的刺激に対する神経系の過剰な反応を抑制し、射精を遅らせる効果が期待できます。

プリリジー(ダポキセチン)
プリリジーは、セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)で、抗うつ薬の一種です。しかし、この薬剤は、抗うつ効果よりも早漏治療に特化しています。その作用機序は、脳内のセロトニンの濃度を上げることで射精を遅らせる効果が期待されます。プリリジーは、射精遅延に効果的で、性的満足度を向上させることに繋がります。
ただし、プリリジーを服用する際は医師の指示に従うことが重要です。正しい用量や用法を守ることで、治療効果を最大限に引き出すことができますが、副作用にも注意が必要です。
また、抗精神病薬や抗不安薬など、中枢神経系に作用する薬物との併用は、意識混濁や運動異常などの症状を引き起こす可能性があります。

食事の改善
食事も早漏治療において重要な要素の一つです。特定の栄養素や食品が性的機能に影響を与えることが知られています。例えば、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルは性機能に必要不可欠な栄養素であり、これらを含む食品を摂取することが望ましいです。また、ビタミンB群やオメガ3脂肪酸も性機能や神経の健康に良い影響を与えるとされています。
それに加え、血流を改善する食品や血管拡張作用のある食品も有益です。例えばニンニク・玉ねぎ・カボチャの種などです。これらの食品をバランスよく摂取することで、早漏の症状改善効果が期待できます。

生活の改善
生活習慣も早漏治療に影響を与えます。ストレスや不安は性的機能に悪影響を及ぼし、早漏の原因となることもあります。リラックスするための方法やストレスを軽減するための活動を取り入れることは重要です。定期的な運動も改善への一歩です。
また、規則正しい睡眠や休息も性的機能や全体的な健康に良い影響を与えます。睡眠不足や疲労は性的パフォーマンスを低下させる可能性がありますので、良質な睡眠を確保することが大切です。
さらに、アルコールや喫煙の摂取を控えるといった健康的な生活習慣も含まれます。これらの習慣は性的機能に悪影響を及ぼすことがあり、早漏のリスクを高める可能性があります。

まとめ
早漏治療において、プリリジーの服用や食事・生活の改善は重要です。ただし、個々の症状や健康状態に応じて治療法は異なりますので、医師の指示に従いながら治療方法を見つけることが重要です。食事や生活の改善に加えて、カウンセリングやセラピーなどの心理的アプローチも有効な治療法として検討されることがあります。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任