世界初の先物取引所
2021.12.05
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価格変動の激しい商品を安定した価格で取引する手段として、先物取引(将来の売買についてあらかじめ現時点で約束をする取引)というものがあります。この先物取引の世界初の市場が、大阪にあったのはご存知でしょうか?名前を堂島米会所(どうじまこめかいしょ)、起源は江戸時代にまでさかのぼります。
当時の大坂は全国の年貢米が集まる場所でした。堂島の米市場もにぎわいを見せていましたが、1年を通じて市場を繁栄させようと、新しい取引手段が考案されました。「建物米」を定め、限月限日を建て、その期限内に「延売買」を行う…現在では先物取引と呼ばれているものです。
当初江戸幕府はこの取引を禁止したのですが、それでも取引は続き、最終的に1730年、江戸幕府は堂島市場での帳合米取引を認可、ここに「堂島米会所」が誕生したのでした。
その後堂島の中之島には、全国の各藩の諸大名の蔵屋敷が次々とでき、米商人も全国から多く集まるようになります。日本各地で収穫されたお米は最初に大坂に集まり、「正米取引(現物取引)」と「帳合米取引」(先物取引)が行われ米価が決定。そして、その価格に基づき大きなお金が動く。こうして、この大坂の堂島は「天下の台所」と呼ばれるほど日本最大の市場となったのでした。
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