司馬遼太郎に行こう

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今回は司馬遼太郎記念館を紹介したいと思います。

「街道をゆく」「功名が辻」ほか多くの有名作品を世に送り出し、１９９６年に急逝した作家・司馬遼太郎の精神を伝えるべく、２００１年にオープンした施設です。

東大阪市の住宅街の一画にあり、コンクリート打ちっぱなしの建物となっております。６万冊程の多くの蔵書、資料、執筆に使用した書斎が晩年に使用した時のまま残されており、書斎は庭から見ることができます。ちなみにその庭は司馬遼太郎が好きだった雑木林をイメージしたもので、クヌギ、カエデ、ヤマモモ、シラカシ、エゴノキなどの樹林、バラ、ツツジ、ツバキ、クチナシなどの花木、ツユクサ、タンポポ、ホトトギスなどの草木が四季の風景を演出しており、周りは学校や住宅街でその部分だけが雑木林のような様相となっております。司馬遼太郎は自然のままのたたずまいが好きで、夏に生い茂る雑草もそのままにし、秋の落ち葉もおちるにまかせていたそうです。

記念館開設にあたり新たに設けられた安藤忠雄の設計による展示室には、蔵書のうち約２万冊、及び多数の自著が高さ１１ｍの書架に納められており、他にも直筆原稿、自筆の絵、眼鏡、万年筆、手ぬぐい等身の回り品の展示もされています。他にホールがありＮＨＫの映像を編集したものを上映しています。司馬遼太郎の思いや信念を感じ取れる空間となっております。

司馬遼太郎ファンにはたまらない施設となっております。

ファンの方はもちろん、大阪に観光に来た際は一度足を運んでみてはどうでしょうか？

アクセスは近鉄八戸ノ里駅南に徒歩８分の所にあります。

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