襟裳の春は何もない?

2021.02.13

ギガクリニックのHPをご来院いただきありがとうございます。

「北海道で有名な観光地や地名は?」と聞かれて、真っ先に思い浮かぶのは札幌、釧路、函館、ニセコあたりが多いと思われますが、中には襟裳(襟裳岬)が思い浮かぶ方もある程度いらっしゃるのではないでしょうか?

襟裳と言えば、森進一さんの29枚目のシングル、「襟裳岬」が有名で、この曲で地名が広く多くの方に知られ、印象的に残っている方も多いでしょう。また、比較的若い人であれば、中学校の国語の教科書で「魚を育てる森」の中で襟裳岬が題材として挙げられているので目にした方も多いかと存じます。

ご存知の方も多いと思いますが、襟裳と言えばかつて、燃料確保のための森林伐採や、放牧開拓等々で一度は「襟裳砂漠」と呼ばれるほど山が荒廃しました。山が荒廃したことによって、大量の土砂が直接海に流れ込み、昆布といった海藻はもとより、プランクトンや魚といった海洋生物に深刻な被害を及ぼし、漁業にも絶大な影響が出ました。その危機に面し、漁師やその家族たちはかつての山や森を再生すべく、緑化事業に取り組み、65年経った今なお、緑化活動は続いているそうです。

今では、そうした多くの方々の苦難と努力があったおかげで、森進一さん「襟裳岬」の歌詞にもある、襟裳砂漠と呼ばれた当時の状況を表現した「襟裳の春は何もない春です」とは打って変わり、今では豊かな山や森、漁場が広がる美しい場所となっています。

襟裳の名産と言えば、サケやカレイ、ホッキなどの魚介類はもちろんのこと、日高昆布の一大産地として有名です。昆布漁は7~10月に行われ、干場(かんば)と呼ばれる場所で、干される昆布は、まるでどこまでも続く絨毯の様で、圧倒されるほどです。しかも襟裳はその日高昆布の全国シェアのおよそ6割を占めているそうです!記事を書いているうちに、日高昆布を使用した美味しいとろろ昆布が食べたくなってきました。

是非、襟裳や北海道に来ていただき、おいしい日高昆布はもちろんの事、海の幸や山の幸をご堪能いただければと思います!
また、襟裳や北海道にお越しの際は是非、札幌のギガクリニックにも是非ともお立ち寄りくださいませ。

札幌院(北海道)

SAPPORO

北海道札幌市中央区北3条西2丁目8 さっけんビル2階

交通アクセス

ギガクリニック札幌院へのお電話はこちらから011-596-6995

月~土|9:30~18:30
日・祝|9:30~16:30
※休診 14:00~14:30

第6445519号:「札幌ユナイテッド」は医療法人社団淳康会の商標です。