北海道に梅雨は存在しない??
2024.06.11
札幌ギガクリニックです。
今回は天候にまつわるお話です。この時期になると毎年、テレビのニュースやネットニュースなどで一度は耳にする話題、梅雨(つゆ)についてです。
気象庁から〇〇地方が梅雨入り、というアナウンスや、〇〇地方が梅雨明け、などの発表がありますが、北海道に関してはその発表がありません。
ではどうして北海道には梅雨がないのでしょうか?
梅雨の原因は、毎年この時期に勢力を強めて南から北上する「太平洋高気圧」と北にある「オホーツク海高気圧」との間に挟まれた停滞前線です。
上昇気流が起きて大量の雨雲が発生するこの前線は、日本のどこかが梅雨に入っている期間は梅雨前線と呼ばれ、日本列島を南から北へとゆっくりと移動しながら、各地で雨を降らせます。
梅雨前線の大方が東北地方までは進みますが、その後に消滅して北海道までは到達せず、本州のような梅雨はありません。
しかしながら、梅雨前線が北海道付近まで近づいて、雨や曇りの日が続くことがあります。
この現象は「蝦夷(えぞ)梅雨」と呼ばれます。毎年この状態になるわけではないため、北海道地方には「梅雨に関する気象情報」が発表されていません。
もし北海道地方に梅雨のような時期が続いた場合、農作物の成長に影響が出て野菜などの生産量が減少し、流通価格にも大きな変動が出ると言われております。
話が逸れますが、数十年前に初めて梅雨真っ只中の関西地方に行った際、現地の気候に驚いたことを思い出しました。
外はジメジメしていてまるでビニールハウスの中にいるような感覚で、暑くなって堪らず涼を求めてコンビニに入ると、今度は冷房がガンガン効いて逆に肌寒いくらいな感じで・・同じ日本なのにこんなにも違うものかと、考えてしまいました。
日本には四季の趣があるといいますが、もう少し過ごしやすくなればいいのになぁ、と思う今日このごろです。
夏が過ごしやすいと言われている北海道・札幌にはギガクリニックがあります。ED治療やAGA症状でお悩みに方は、お気軽にご相談下さい。
皆様のご来院、お待ちしております。
それでは、今回はこの辺で。