怪奇!一本足の読心妖怪
2021.10.14
帰りが遅くなり、暗い森の夜道を急いで歩いている。すると、ふと背後に気配を感じる……「もしかしてストーカー?いや幽霊か…違う、殺人鬼かもしれない…」妄想がふくらみ、それに伴い恐怖も大きくなっていく…。絶対に後悔する結果になるとは分っていても、背後にいる”何か”を確認しなければ居ても立っても居られない……膨れ上がった妄想と恐怖が限界を超え、衝動という形でついに破裂、手に汗を握りつつも思いっきり振り返るとそこには……!!
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皆様は、蒜山高原には昔から妖怪が住んでいると言われてることはご存じでしょうか?
蒜山高原に行くと、各所に黒い鳥(?)のような形をしたモニュメント(トーテムポール)を見ることができます。実はこのモニュメント、「スイトン」(漢字で書くと「純呑」)と呼ばれる妖怪で、どこからともなく、スイーっと表れて、トンと一本足で立つことから「スイトン」と名付けられたそうです。
各所にあるこのモニュメントはコミカルな見た目で、なんとも愛着がわく姿となっています。しかし、かわいらしい見た目とは裏腹に、性質・性分は残酷で、出会ってしまうと最後、たちまち引き裂かれ食われてしまうという、妖怪の中でもなかなか物騒な類となっています。
ただし、「スイトン」は人間の考える事や思っていることがたちまちわかるそうで、悪いことを企んだり、他人に迷惑をかけたりした者のしか狙わないそうです。そのため蒜山には悪い人はいないそうです。(意外と優しい妖怪なのかも?)
スイトンの置物はトーテムポールっぽくて、こけしやアフリカの民芸品を思わせる様ななんとも愛らしい見た目をしているため、蒜山高原に足を運んだ際はお土産にいかがでしょうか?
この記事で、蒜山の妖怪「スイトン」に興味を持たれた方は、是非、岡山へ!機会があれば岡山ギガクリニックにもお立ち寄りください♪