カブトガニの生息地
2021.10.20
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今回はカブトガニについて、書いてみようと思います。
生きた化石、生きている化石などと言われるカブトガニですが、岡山県笠岡市にはカブトガニの博物館があります。なぜカブトガニ?と思う方もいるかもしれませんが、カブトガニの生息地として有名なのが瀬戸内海一帯であるためです。生息地は他にも北九州の一部の地域があります。
カブトガニが生きている化石と言われる所以は、姿かたちがはるか昔から変わっていないことです。はるか昔とは恐竜が生きていた時代よりもさらに前から生息していました。想像もできないほど前の生物たちと同じ体の構造をしているすごい生物になります。ただ最近発見されたわけではなく、昔から瀬戸内海に生息しており、漁の時に網を破ってしまったりなどあまり好かれていなかったそうです。またカブトガニを食べていた記録もあるようですが、美味しくはなかったそうです。(一部のカブトガニは強力な毒もあるので食べないように気をつけてください。)
カブトガニは硬い甲羅を持っており、名前の通りカニの仲間と思ってる方も多いと思います。ですが、色々な研究により現在は「クモ」や「サソリ」と同じ鋏角類に分類され、カニやエビなどの甲殻類とは系統が違う種族であることが明らかになっています。名前や姿だけでは判断できませんね。
色々と不思議なカブトガニ。このカブトガニは現在どんどん数が減少していっています。生息地の埋め立てなどの環境破壊により、生息数と生息地が同時に減っていってるためです。カブトガニは暖かい時期に干潟に現れ、寒くなってくると沖合の地中に潜って冬眠してしまいます。埋め立てなどで干潟が減り暖かい時期に餌を取れなかったり、卵を産み育てる場所が減っているからかもしれません。
なかなか見る事の出来なくなってきたカブトガニですが、神島水道(カブトガニ博物館がある場所)では時期にもよりますがまだ見ることができます。是非一度見に行ってみてはいかがでしょうか?
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