祇園祭の中止
2020.07.17
7月になり、2020年もいよいよ下半期に突入しました。
2020年の上半期はやはり新型コロナウィルスの影響が大きかったと思います。
世界各地で感染が広がっている中、日本国内で世界のような爆発的な感染が防げているのは皆様のマスク着用など日頃の自己防衛がしっかり行われているためだと思います。
京都では毎年7月に行われている千年余も続く歴史的な祇園祭が中止となっていまい、いつもならば賑わっている祇園の街が寂しく感じます。
祇園祭とは平安時代の869年に疫病退散を祈願した祇園御霊会が始まりと言われています。室町時代には町衆と呼ばれる豊かな商工業者が中心となって各町ごとに山鉾を作って街中を巡行する現在のような形になっていきました。過去には1467年の応仁の乱で33年間中止されており、太平洋戦争の際にも山鉾巡行や神輿渡御が取りやめられていたとのことです。
中止となる度に町民が力を合わせて復興させ、千年余の歴史を築き、日本の祭りを代表する1つになりました。
ちなみに前回中止されたのは1962年に阪急電鉄の地下工事を行った時ですので、約58年ぶりの中止となります。
各地方でも毎年の恒例行事が中止となっていることが多く、もうしばらくは我慢の日々が続きそうですが、くれぐれもご自愛ください。