マカ(Maca)とは
2020.05.15
今回は天然のバイアグラと呼ばれるマカ(Maca)についてお話をさせて頂きます。
マカはアブラナ科の多年生植物で根は薬用ハーブとして使われており、南米ペルーに植生しています。マカのすごいところはインカ帝国時代から重要な食物として栽培されており、標高4000から5000メートルの高地が適し、強烈な紫外線と酸性土壌、昼夜の温度差の激しい過酷な自然環境の中でも育ちます。加えて、土壌の栄養素を満遍なく吸い取るため、一度マカを栽培した土地は数年間不毛になるといわれるほどです。
マカはカブのような形をした 根の部分が食用にされます。根の成分は必須栄養素を多く含み、アンデスで栽培される植物の中でも極めて優れた栄養値を示す。乾燥マカの栄養構成は、炭水化物、たんぱく質 、繊維、脂質で、他に大量の必須アミノ酸や、ジャガイモの倍以上の鉄分とカルシウムを含んでいるそうです。その他リノール酸、パルミチン酸、オレイン酸といった脂肪酸、ビタミンB群、ミネラル、グルコシノレート等も含有されています。
マカの伝承にスペインがペルーを征服した時、スペイン軍の連れてきた馬が高地の環境に順応できず、交配して子供を作ることなく死んでしまう危機がありました。原住民の勧めでマカの葉を馬に与えたところ、みごと馬の繁殖に成功し、結果的にインカ帝国の征服に成功したということが当時の記録に残されているそうです。
マカが有名になったのはこのような伝承があったのに加えて、豊富な栄養素が注目されたのかと思います。
当院でもサプリメントのマカがございますので気になる方はご来院時にお伝えください。