梅花祭　

最近、新型コロナウィルスのニュースが大きく取り上げられています。予防として、外出時のマスク着用と帰宅時の手洗い・うがいは積極的に取り組み、体調にお気をつけてお過ごし下さい。
さて、今回は『梅花祭』についてご紹介させて頂きます。

梅花祭は北野天満宮で行われています。
梅花祭は、菅原道真公の祥月命日に行われる祭典で、約900年の歴史があります。
お米を蒸して大小２つの台に盛った「大飯」「小飯」や白梅・紅梅の小枝を挿した「紙立」という特殊な神饌を供え、授与所では「紙立」に用いた玄米を「厄除玄米」として授与しています。
この日は「梅花祭野点大茶湯」を催しています。豊臣秀吉が北野大茶湯を催した故事にちなんで始まりました。上七軒の芸妓さんたちの奉仕により、梅の盛りを迎えた境内で華やかな野点を楽しんでいただけます。
北野天満宮には梅50種、約1500本が境内一円にあり「天神さんの梅」として知られています。
最も見頃を迎えるのが2月下旬から3月中旬となっており、2月初旬から梅苑の公開が始まります。
この期間、梅苑では茶屋を設けて梅茶とお菓子を楽しむことが出来ます。
梅苑の公開は2月初旬～3月下旬まで公開されています。梅花祭は2月25日に行われる行事になっています。

北野天満宮は菅原道真公をご神祭として祀っている全国12,000社の天満宮・天神社の総本山です。当初は、国家国民を守護においてご利益がある神様として崇められてきました。ですが、江戸時代には全国各地に寺子屋が普及し、そこに天神さまがまつられたり道真公の御真影が掲げられ、学業成就や武芸上達が祈られるようになりました。このことが後に「学問の神様」「芸能の神様」として全国の人々に知れ渡るようになった所以のようです。
たくさんの人が初詣に参られることはもちろんですが、そういった学問の神様ということもあり、試験前や受験前にもたくさんの人が参拝に訪れる神社となっています。

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