春の青春18きっぷで京都~東京
2019.03.02
東京・日本橋から京都・三条大橋までは東海道五十三次として有名ですが、距離にすると約492㎞。関東地方整備局によると、当時は徒歩で13日から15日程かかっていたそうです。単純計算ですが1日約35㎞程歩いていた計算になり、今これをやってみましょうといっても簡単には挑戦できない距離ですね。
今では東京・京都間は新幹線など鉄道が整備されています。東海道五十三次の徒歩の旅ではありませんが、実は新幹線を使わずに在来線のみでも十分移動可能なのはご存知でしょうか。時間にすると約9時間程はかかりますが、意外にこの方法で移動している方はいます。
そしてこの移動にマストなきっぷを「青春18きっぷ」と言うのですが、ご存知ない方のためにお伝えすると、毎年春・夏・冬に発売される期間限定のきっぷ(11,850円)で、このきっぷで5回分の旅が可能です(1人旅の場合)。このきっぷは1回分で0時から24時までのJR線(おおむね新幹線や特急以外の在来線のみ)が乗り放題なので、東京・京都間も1回分で計算すると2,370円で移動が可能となります。
東海道五十三次の宿場町ではありませんが途中下車することもできるので、
・京都⇒名古屋 ひつまぶしや味噌煮込みうどんを食べる
・名古屋⇒静岡 抹茶ソフトや「ちびまる子ちゃん」グッズを買う
・静岡⇒熱海 富士山を眺めつつ熱海で下車、足湯で疲れを癒す
・熱海⇒関内(横浜) 横浜スタジアムや中華街を観光
・関内(横浜)⇒東京 お疲れ様でした
というような寄り道旅もできるのです。
京都から東京までのルートはいろいろありますが、基本的なルートは上記のような東海道線を使うパターンです。この路線は新快速や湘南新宿ライン・東京上野ライン等快適な電車も多く、もし疲れてしまったとしても新幹線に乗り換えて移動もできる(※青春18きっぷでは乗れないので別料金)ので、初心者の方にも挑戦しやすいルートです。
最後によくある疑問として「18才までしか使えないのでは?」ということが挙げられますが、青春18きっぷは老若男女、年齢制限なしで誰でも使用可能なきっぷです。
だんだん寒さも緩み、旅にはいい季節になってきました。健脚の方はぜひ東海道五十三次の徒歩の旅に挑戦してみてください。そしていつもは新幹線をご利用の方は、今回ご紹介したのんびり旅なんていかがでしょうか。いろいろな旅がありますが、来たる春を楽しんでくださいね。