京都 除夜の鐘
2018.12.15
寒さも急に厳しくなり、本格的な冬の訪れを感じるこの頃。急な冷え込みに体調を崩す方も多いので、体調管理にはお気を付けください。
さて、今回ご紹介するのは「京都の除夜の鐘」の情報をお届けいたします。
除夜の鐘とは
除夜の鐘とは多くのお寺では108回撞かれることがご存知の方は多いかと思います。この108回という数は一般的には「煩悩の数」と言われています。煩悩の数は眼・耳・鼻・舌・身・意の六根と好・悪・平・浄・染などの36種類があり、この36種類を前世・今世・来世に配当して合計が108となることが有名な説となっています。
他にも月の数が12、二十四節季の数の24、七十二候の72を足した和が108となり1年を表すという説もあります。寺によっては除夜の鐘は200以上の場合など様々な説があります。
除夜の鐘の作法
まず、最初に鐘を撞く前には鐘に向かい合唱をします。108回撞く寺院では多くが旧年(12/31)のうちに107回撞き、残りの1回を新年(1/1)に撞くのが一般的だとされています。
京都の除夜の鐘
京都には多くのお寺で大晦日の夜に除夜の鐘を撞きます。一般の方も参加できるお寺もありますので、今回はその中でもおすすめのスポットをピックアップしてご紹介します。
洛北の寺 「鞍馬寺」
鞍馬と聞くとピンと来る方もいらっしゃるかと思います。こちらの「鞍馬寺」は源義経・牛若丸のゆかりの地です。開基は鑑禎で宗派は鞍馬弘教です。鞍馬弘教は皇室・幕府から庶民に至るまで幅広い信仰を集めてきたことで有名です。本尊は毘沙門天王・千手観世音菩薩・護法魔王尊です。
洛東の寺 「清水寺」
京都といえば言わずと知れた「清水寺」です。開基は延鎮で宗派は北法相宗大本山です。本堂は国宝に指定されており、仁王門・三重塔・子安塔・鐘楼など国の重要文化財にも指定されています。本尊は千手観音(秘仏)とされています。清水寺では12/25の9時頃から寺務所で1人1枚の整理券が配布され、整理券を持っている方のみ(2人で1回)一般参加できます。かなり人気な為、整理券を入手するのは難しいかもしれません。
他にもたくさんの寺院にて除夜の鐘を撞くことができます。詳しい情報は下記URLを参考してください。
詳しい情報はこちらよりhttps://kyoto-design.jp/special/kyo_shogatsu?tab=joya
是非暖かくして除夜の鐘を撞きに行かれてはいかがでしょうか。