大徳寺 真珠庵 襖絵の公開
2018.08.25
夏の日差しが強く秋はいつくるだろうと思うこの頃です。今回は京都の北部で開催されるイベントをご紹介致します。それは「大徳寺 真珠庵」にて来週9月1日より特別公開される襖絵です。
大徳寺 真珠庵って?と思われる方も多いかもしれません。この寺はあのとんちで有名な一休さんこと一休宗純禅師を開祖する由緒ある場所なのです。
臨済宗大徳寺派大本山は、大徳寺の塔頭寺院。一休宗純を開祖として、延徳3年(1491)に堺の豪商、尾和宗臨によって、一休和尚が亡くなられた10年後に建てられました。院内にある重要文化財の「通僊院」は、桃山時代に御所の化粧殿を移築した書院です。そして、二畳台目の茶室「庭玉軒」は、内蹲踞の席として江戸時代初期の茶匠・金森宗和の好みとされており有名です。最後に、村田珠光作庭と伝わる「七五三の庭」は、方丈の東にあります。
寺宝として曽我蛇足、長谷川等伯の方丈襖絵があります。この度、修復に入ることになり、およそ400年ぶりに方丈襖絵が新調されました。今回の襖絵作成には、第一線で活躍するクリエーターが大集合しています。
イラストレーターの上国料 勇さん、映画監督の山賀 博之さん、漫画家の北見けんいちさんなど6名の方が襖絵を手がけられました。
上記の新襖絵の他に、通常は非公開である書院の「通僊院」や茶室の「庭玉軒」、村田珠光作庭と伝わる「七五三の庭」もなんと公開されます。是非お日にちが合う方は京都観光の際に訪れてみてください。
拝観期間:9月1日~12月16日(休止期間:10月19日~21日)
拝観時間:9:30~16:30(受付終了)
拝観料:大人1200円、中高生800円、小学生以下無料(保護者同伴)
※未就学児は書院 通僊院と茶室 庭玉軒の見学不可
詳しくは下記サイトをご覧ください
http://kyotoshunju.com/?temple=daitokuji-shinjuan-2
京都市内の移動なら地下鉄とバスがお勧めです。大徳寺までは、京都駅から地下鉄で北大路駅まで乗車し、同駅のバスターミナルよりバスで大徳寺行きに乗車する経路が、最もスムーズに移動できるかと思います。
観光後ギガクリニック京都四条烏丸院までお越しの際は、地下鉄の四条駅・阪急線の烏丸駅にて下車後、地下歩道の16番出口からお越しください。
暑さ対策を忘れずに、秋の京都観光を是非お楽しみ下さい。