金沢市の郷土料理「ハントンライス」
2021.03.12
金沢ユニットクリニックのHPをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回は、石川県金沢市の郷土料理として知られている「ハントンライス」についてご紹介します。
ハントンライスはハントン風ライスとも呼ばれ、ケチャップで味付けしたバターライスの上に、半熟の薄焼き卵と白身魚のフライを乗せ、タルタルソースをかけた料理です。元々は、カレイ目の魚である「オヒョウ」を使った白身魚フライが乗っていましたが、1976年に金沢氏にあるレストラン「ジャーマンあき」が初めてエビフライを乗せて販売しました。
中身はケチャップライスやチキンライス、ベーキライスの3種類、ソースはケチャップやマヨネーズ、ドミグラスソースの3種類、具材に豚カツを使用する店などもあるようです。
1960年代後半、当時「ジャーマンベーカリー」の社長を務めていた山下昇さんが、金沢の中心地である片町にレストラン「ジャーマンベーカリーグリル」を出店する際、洋食部門のシェフたちと知恵を絞って考案したのが「ハントンライス」でした。
元々の考案者は当時の料理長で、修行時代にご飯をパプリカとバターで味付けし、余ったマグロのフライなどを乗せた賄い料理を作っていました。このまかない料理をヒントに、若者に受ける料理として、味付けを日本人の好むケチャップに変えたところ、若者を中心に人気となり、ジャーマンベーカリーが誇る人気メニューの一つにまで成長したのです。
その後、独立した何人かのコックたちが、自分の店のメニューにハントンライスを加えていったことから、金沢市内の洋食店に広まっていきました。発祥となった片町の店は閉店となったものの、金沢の特徴的な料理として現在も多くの人々に愛されています。
ハントンライス発祥の地である金沢市にある金沢ユニットクリニックは、JR金沢駅から徒歩0分となっております。
観光などで金沢市にお寄りの際はお気軽に金沢ユニットクリニックへご来院ください。