平安時代から続く輪島朝市

2021.03.16

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今回は平安時代から続いている「輪島朝市」をご紹介します。

輪島の朝市の歴史は古く、平安時代から行われていたという文献があることから、1000年以上の歴史があることになります。神社の祭礼日などに生産物を持ち寄って、物々交換しあっていたのが市の始まりとされ、室町時代には毎月49の付く日に市が開催されるようになり、明治時代には毎日、市が立つようになって今に至っています。

輪島朝市は通称『朝市通り』と呼ばれている約360mの商店街で毎朝行われていて、今では200以上の露店が立ち並び、たくさんのお客さんが訪れています。輪島朝市の露店の営業権利は、朝市組合に加入することと、店先に自分のフルネームが書かれている看板を見えるところに付けておかなければいけません。そして、この営業権利は先祖代々引き継がれているものもあります。この営業権を取得することにより、自由に朝市で店を出すことが可能となります。

輪島朝市は、地元の台所として多くの人から利用されていましたが、近年は大手のスーパーが出来て、時間に拘束されることもなくお買い物が出来るようになりましたので、今では地元の方より観光客の比率が多くなっています。

石川県を訪れた際は一度輪島市まで足を伸ばしてみたらいかがでしょうか?

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