郷土料理～ワニ料理～

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今回はワニ料理の歴史を見ていきたいと思います。歴史は古く1834年に山陰の行商人が三次地方で「ワニのあぶり串」を売っていたという記録があるそうです。朝鮮半島沿岸などでサメ漁を既に盛んに行っており、大分県や山口県などの漁民はヒレを切った後のサメ肉を海中に投棄していた。これを山陰地方の漁民が近場で操業する事もありサメ肉を持ち帰り様になったそうです。それらを内陸部に販売するようになったとされています。 江戸時代に銀山街道を通り夜通し荷車を引く行商人によって中国地方まで輸送されていき、干物や塩漬けなどしか入手が難しかった地域には大変喜ばれたそうです。

サメ肉は尿素・トリメチルアミン-N-オキシドの含有量が著しく高く、酸化による食べ物としての劣化が起こりにくい保存性が高い魚となります。ただその分それぞれ成分から生成されるアンモニア等に加えて揮発性があり鮮度が低下したサメ肉は強烈な匂いだと言われております。味は甘エビやマグロのトロのように甘いと評されるとのことです。まだ食べた事がないのでしたら是非一度食べてみてはいかがでしょうか。

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