広島市、名前の由来

2022.08.02

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今回は広島市の名前の由来についてお話ししたいと思います。

広島という名前は1589年、戦国時代末期にこの地を支配した戦国大名の毛利輝元が城を築く際につけたとされています。
当時は「廣島(廣嶋)」と表記されていましたが、第二次世界大戦後に日本語の表記が新字体(現代仮名遣い)になるときに「広島」と表記されるようになりました。

毛利輝元の時代の広島は太田川河口デルタが完全に形成されておらず、白島地区(当時は箱島)や日地島(比治山)などの中洲が点在する五箇庄(ごかのしょう)と呼ばれていた。
これらの中で1番広い島(実際には2番目)に城を築いたことから「広島」と命名されました。
広島築城事業は、当時112万石の「西国の雄」毛利家が、本拠地をそれまでの吉田郡山城から移して新たに築こうという大事業であり、城の名称には家運長久の願いが込めた別の意図もあったようです。
毛利氏は代々、大江広元の末裔であることを誇りとしていました。
「元」のほか「広」も諱(いみな)に使用する字の一つとしていたことや「広大」「末広」の良縁起から「広」の字を冠し、「島」については城を作ることという意味の城普請(しろぶしん)の案内を務めた普請奉行の福島元長の名字からとって命名されたとのことです。

 

いかがでしたでしょうか。
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