加齢で早漏に?衰弱性早漏とは

公開日  公開日:2024.12.28
更新日  更新日:2026.08.19

「若い頃は早漏ではなかったのに、最近、射精が早くなった」
「年齢を重ねてから、射精を我慢できなくなった」
「勃起の硬さが落ちて、以前より早く射精してしまう」

このような悩みを抱えている方は少なくありません。
年齢を重ねてから早漏の症状が現れた場合、「衰弱性早漏」と呼ばれることがあります。

早漏には勃起機能の低下(ED)や性行為に対する不安、身体的な病気など、さまざまな要因が関係しています。

この記事では「加齢と早漏の関係」や「勃起の硬さとの関係」「改善方法」「治療薬」について分かりやすく解説します。

💡この記事でわかること

✓ 衰弱性早漏とは
✓ 年齢とともに早漏になりやすくなる理由
✓ 衰弱性早漏は勃起時の硬さが足りないせい?
✓ 早漏とEDは同時に起こることがある
✓ 早漏の改善方法
✓ 早漏治療薬はダポキセチン

衰弱性早漏とは

「衰弱性早漏」という言葉は、年齢を重ねるなどして性機能が変化し、以前より射精が早くなった状態を指して使われることがあります。

ただし、「衰弱性早漏」は医学的に統一された正式な診断名ではありません。
医学的には「以前は問題なく性行為ができていたものの、途中から射精が早くなった場合」のことを後天性早漏(こうてんせいそうろう)として考えます。

国際性機能学会(ISSM)では後天性早漏について、以前と比べて射精までの時間が明らかに短くなり、射精を遅らせることが難しくなったことに加えて、そのことによる苦痛やストレスがあることなどを重視しています。さらに従来のISSMの定義では射精までの時間が「おおむね3分以下まで短くなること」も一つの目安として示されています。

年齢とともに早漏になりやすくなる理由

では、なぜ年齢を重ねてから「射精が早くなった」と感じるのでしょうか。

その理由の一つとして考えられるのが、勃起機能の変化です。
年齢とともに勃起が以前ほど硬くならなくなったり、勃起を維持しにくくなったりすると、性行為に対する不安や焦りにつながることがあります。

後天性早漏は若い頃から続いている早漏とは異なり、EDなどの身体的な問題を伴う割合が高いことが報告されています。

ただし、加齢による身体の変化があるからといって、必ず早漏になるわけではありません。

「年齢のせいだから仕方ない」と諦めるのではなく、何がきっかけで射精が早くなったのかを確認することが重要です。

考えられる要因として、

  • ED(勃起不全)による影響
  • 性行為に対する不安や緊張
  • パートナーとの関係など心理的な要因
  • 前立腺炎などの泌尿器系の病気
  • 甲状腺機能異常などの身体的な問題

上記のようなものがあげられるでしょう。

衰弱性早漏は勃起時の硬さが足りないせい?

その中でも「勃起が弱くなってから、射精も早くなった」といった場合は、EDと早漏が関係している可能性があります。

EDになると「勃起がなくなる前に射精しなければ」と焦ってしまったり、勃起を維持できるかどうかを気にしたりすることで、性行為に対する不安が強くなることがあります。
実際、後天性早漏ではEDの合併が多いことが報告されています。

そのため「最近、射精が早くなった」+「以前より勃起が弱くなった」という方は、早漏だけではなくEDについても確認することをおすすめします。

早漏とEDは同時に起こることがある

早漏とEDはそれぞれ別の性機能の問題ですが、早漏とEDが同時に起こることはあります。

例えば、

  • 勃起が以前より硬くならない
  • 性行為の途中で萎えてしまう
  • 勃起を維持しにくい
  • 勃起のことが気になって性行為に集中できない
  • 以前より射精が早くなった

といった症状が重なっている場合です。

早漏とED、どちらを先に治療する?

「早漏もEDもある場合、どちらから治療すればいいの?」
このように疑問に思う方もいるでしょう。

後天性早漏でEDを伴っている場合、ガイドラインではまずEDなど、原因となっている可能性のある状態を評価・治療することが推奨されています。
EDが改善することで早漏の症状が改善する場合もあります。

早漏治療

早漏の改善方法

早漏の改善方法には生活習慣の見直しや性行為の際の工夫、トレーニング、薬による治療などがあります。自分でできる方法としては、性行為で焦らないようにすることや、刺激を調整する方法などがあります。

自分でできる具体的な早漏対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

「自力で即実践できる早漏改善対策!トレーニングやアプローチ方法10選」

ただし、早漏の原因は人によって異なるため、セルフケアだけですべての方が改善するとは限りません。セルフケアを試しても改善しない場合や、早漏の悩みが長く続いている場合は、当院のような医療機関へ相談しましょう。

早漏治療薬はダポキセチン

早漏の治療ではダポキセチンという薬が使用されることがあります。

ダポキセチンはセロトニンの再取り込みを抑えるSSRIという種類の薬です。
早漏に対して必要なときに服用する治療薬として使用されており、射精までの時間を延ばすことや、射精をコントロールしやすくする効果が報告されています。

ダポキセチンについてはこちらのページをご確認ください。

まとめ|加齢による早漏は一人で悩まずご相談ください

年齢を重ねてから早漏になった場合「衰弱性早漏」と呼ばれることがあります。
しかし、医学的には「衰弱性早漏」は正式な診断名ではなく、以前は問題がなかったのに後から早漏になった場合は、後天性早漏として考えることが重要です。

後天性早漏には、

  • ED
  • 性行為に対する不安や緊張
  • 泌尿器系の病気
  • その他の身体的な問題

など、さまざまな要因が関係する可能性があります。

特に「以前より射精が早くなった」「勃起の硬さも落ちてきた」という方は、早漏だけでなくEDについても確認してみましょう。

「年齢のせいだから仕方ない」と諦める必要はありません。
ギガクリニックでは早漏やEDについて医師が診察を行い、症状に合わせた治療をご案内しています。早漏や勃起について気になることがある方は、一人で悩まず、まずはギガクリニックへご相談ください。

加齢で早漏に?衰弱性早漏とは|よくあるQ&A

Q. 年齢を重ねると必ず早漏になりますか?

A. いいえ、年齢を重ねたからといって必ず早漏になるわけではありません。

以前は問題がなかったのに、年齢を重ねてから射精が早くなった場合は「後天性早漏」の可能性があります。EDや性行為に対する不安、身体的な病気などが関係していることもあるため、「年齢のせい」と決めつけず、症状に応じて原因を確認することが大切です。

Q. 勃起が弱くなってから早漏になりました。関係がありますか?

A. EDと早漏が同時に起こることはあります。

勃起が弱くなったことで「勃起がなくなる前に射精したい」と焦ってしまい、射精をコントロールしにくくなる場合があります。特に「最近、早漏になった」「以前より勃起が硬くならない」という2つの症状がある場合は、早漏だけでなくEDについても医師に相談することをおすすめします。

Q. 加齢による早漏は治療できますか?

A. 治療できる可能性があります。

早漏の治療には性行為の工夫やトレーニングなどの方法に加えて、薬による治療があります。早漏治療ではダポキセチンが使用されることがあります。また、EDを伴う後天性早漏の場合は、EDなどの原因を確認し、必要に応じて治療することも重要です。早漏や勃起の変化が気になる方は「年齢のせい」と諦めず、医師に相談してみましょう。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック(現 ギガクリニック)池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任