テクノブレイクは本当にあるの?
「オナニーをしすぎると死ぬ」
「オナニーをしすぎるとテクノブレイクになる」
インターネットなどでこのような話を見たことはありませんか?
本当にオナニーをしすぎると命を落とすことがあるのでしょうか?
オナニー(自慰行為)は一般的な性行動であり、「1週間に何回までなら正常」という一律の基準もありません。「オナニーをしすぎたせいで勃起しにくくなったのでは?」と心配している方もいるでしょう。
この記事ではテクノブレイクの正体と、オナニーと健康、さらに勃起機能との関係について医学的な観点からわかりやすく解説します。

💡この記事でわかること
| ✓ そもそもテクノブレイクってなに? ✓ テクノブレイクはあり得ないといわれる理由 ✓ 健康上の観点から見たオナニーと持病 ✓ オナニーのしすぎでEDになる?気になる勃起への影響 ✓ 勃起しにくい・勃起が続かない場合はEDの可能性も ✓ 「オナニーのしすぎ」は何回から? |
そもそもテクノブレイクってなに?
結論からいうと「テクノブレイク」という医学的な病気は存在せず、オナニーの回数が多いことだけを理由に突然死するという医学的な根拠はありません。
「テクノブレイク」はオナニーのしすぎによって身体に大きな負担がかかり、最終的に死亡するという意味で、インターネット上などで使われてきた言葉です。
しかし、テクノブレイクは正式な医学用語ではありません。
医学的な病名として認められているものでもなく、「何回オナニーをするとテクノブレイクになる」といった明確な基準もありません。
そもそもオナニーは特別な行為ではありません。
国際性医学学会(ISSM)も「マスターベーションは一般的な性行動であり、正常な頻度について一律の基準はない」としています。毎日する人もいれば、週に数回する人、ほとんどしない人もいます。
そのためオナニーの回数だけを見て「危険」「異常」と判断することはできません。
テクノブレイクはあり得ないといわれる理由
テクノブレイクが医学的な病気として認められていない大きな理由の一つは、オナニーの回数が多いことによって死亡するという医学的な仕組みや、確立されたエビデンスがないためです。
オナニーや性行為によって一時的に心拍数や血圧などが変化することはあります。
しかし、これは身体活動に伴う一般的な生理反応です。
米国心臓協会(AHA)は心血管疾患の患者について性行為の安全性を評価しており、安定した心血管疾患であれば性行為による心血管イベントのリスクは低いとしています。一方、症状が不安定な場合などは、医療者による評価が必要です。
もちろんこれは「どのような病気があっても性行為やオナニーが安全」という意味ではありません。
大切なのは「オナニーをしたら死ぬ」と考えるのではなく、自分の健康状態や持病、行為の方法などを分けて考えることです。
また、オナニーによってホルモンバランスが大きく崩れ、それが死亡につながるという医学的根拠もありません。
したがって、健康な人がオナニーをしたことで「テクノブレイク」と呼ばれる状態になり、突然死するという心配をする必要はありません。
健康上の観点から見たオナニーと持病
では、持病がある人はどうでしょうか?
ここは少し注意が必要です。
心臓病などの心血管疾患がある場合、性行為によって一時的に心臓への負担が増えることがあります。
米国心臓協会では「心血管疾患がある人について、性行為を再開する際には病状や心血管イベントのリスクを医学的に評価することが重要」としています。特に狭心症などの症状が不安定な場合には、まず病気の評価・治療が必要です。
重い心臓病などの持病がある方や、医師から運動・性行為を制限されている方は、自己判断で無理をしないことが大切です。
また、注意したいのは「回数」だけではありません。
強い力を加えたり、通常とは大きく異なる方法で刺激したりすることで、陰茎などを傷つける可能性があります。
実際に特殊な自慰行為の方法と勃起機能の問題との関連を調べた研究もあります。ただし、これらの研究から「一般的なオナニーがEDを引き起こす」と結論づけることはできません。
オナニーのしすぎでEDになる?気になる勃起への影響
「オナニーをしすぎたせいで、勃起しにくくなったのでは?」
このように心配する方もいるかもしれません。
しかし、オナニーの回数が多いことだけを理由にED(勃起不全)になるとする医学的な根拠はありません。
実際、3,500人以上の男性を対象とした研究では、オナニーの頻度と勃起機能・EDの重症度との関連は弱く、一貫したものではありませんでした。むしろ「年齢」「慢性的な病気」「不安や抑うつ」「性欲」など、従来から知られている要因のほうが勃起機能との関連が強く認められています。
それに、EDにはさまざまな原因があります。
たとえば、
- 加齢
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
- 心血管疾患
- 肥満
- 運動不足
- 喫煙
- 神経の病気
- ホルモンの異常
- 不安やストレスなどの心理的要因
などです。
欧州泌尿器科学会(EAU)も「EDには血管・神経・ホルモン・心理的な要因などが関係し、糖尿病や高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙など多くの健康上の要因が関連する」としています。
つまり「オナニーをしすぎたからEDになった」と自己判断するのではなく、実際に勃起の問題がある場合はその原因を考えることが大切です。
勃起しにくい・勃起が続かない場合はEDの可能性も
では、どのような状態がEDなのでしょうか?
欧州泌尿器科学会では、EDを「満足な性行為を行うのに十分な勃起を得る、または維持することが持続的にできない状態」と定義しています。
たとえば、
- 性的に興奮しても十分に硬くならない
- 勃起するものの、途中で萎えてしまう
- 性行為に必要な硬さを維持できない
- 以前より明らかに勃起しにくくなった
といった状態が続いている場合にはEDの可能性があります。
ここで重要なのはこれらの症状を「オナニーのしすぎが原因」と決めつけないことです。
「オナニーのしすぎ」は何回から?
「毎日オナニーしているけど大丈夫?」
「週に何回までなら正常?」
このような疑問を持つ方も多いでしょう。
しかし、医学的に「1週間に○回までが正常」という基準はありません。
重要なのは、回数そのものよりも、身体や日常生活に問題が起きていないかどうかです。
たとえば、
- オナニーのために仕事や学校に支障が出る
- やめたいと思っても自分でコントロールできない
- 性器に痛みや傷があるのに続けてしまう
- オナニーによって人間関係や日常生活に問題が生じている
といった場合には単純に「回数が多い」という問題ではなく、医療者などへの相談を検討してもよいでしょう。
反対に毎日している、週に何回もしているという理由だけで、直ちに「やりすぎ」と判断する必要はありません。
テクノブレイクが起こる可能性はほぼ0……でもやり過ぎは禁物!
ここまでテクノブレイクについて解説してきました。
「オナニーをしすぎると死亡する」というテクノブレイクの考え方を裏付ける医学的根拠はありません。
また、オナニーには「何回までなら正常」という一律の基準もありません。
そのため、健康な人がオナニーをしたからといって、テクノブレイクを恐れる必要はありません。
一方で、無理な方法によって身体を傷つけたり、生活に支障が出るほど性行動を繰り返したりする場合には注意が必要です。
そして「オナニーのしすぎでEDになったのでは?」と悩んでいる方も、自己判断で決めつける必要はありません。
EDは生活習慣病や血管・神経・ホルモン、心理的な要因など、さまざまな原因によって起こる可能性があります。
「以前より勃起しにくくなった」
「勃起しても硬さが足りない」
「勃起を維持することが難しい」
このような症状が気になる場合はEDについて医療機関へ相談することをおすすめします。
ギガクリニックでは、ED(勃起不全)をはじめとした男性の性に関するお悩みについて診療を行っています。
テクノブレイクについての不安だけでなく、勃起に関するお悩みや気になる症状がある方も、一人で悩まずご相談ください。
参考文献・情報源
- International Society for Sexual Medicine(ISSM)「What is the “normal” frequency of masturbation?」
- International Society for Sexual Medicine(ISSM)「What Are the Myths and Facts About Masturbation?」
- Levine GN, et al. Sexual activity and cardiovascular disease: a scientific statement from the American Heart Association. Circulation. 2012;125:1058-1072.
- European Association of Urology(EAU)Guidelines on Sexual and Reproductive Health, Management of Erectile Dysfunction.
- Rowland DL, et al. Do pornography use and masturbation play a role in erectile dysfunction and relationship satisfaction in men? Int J Impot Res. 2023.
- Can U, et al. Traumatic masturbation and erectile dysfunction: A matched case-control study. Int J Urol. 2023.
- Erection Hardness Score in Masturbation Can Serve as a Preliminary Screening Tool for Organic Erectile Dysfunction. Urology. 2023.
予約不要・最短5分・お薬代以外0円
専門医の診療
- #初診料0円
- #再診料0円
- #お薬代のみ
- #最短5分で処方完了
- #患部診察基本なし
- #医師・スタッフ全て男性
- #全院駅から徒歩3分
クリニック一覧からご確認ください クリニック一覧
自宅で簡単・安心
専門医の治療
- #初診料0円
- #再診料0円
- #お薬代と送料のみ
- #お薬代1万円以上は送料無料
- #最短即日診療
ギガクリニック各院のご紹介
- 札幌院
- クリニック紹介
- アクセス
- 仙台院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新宿南口院
- クリニック紹介
- アクセス
- 池袋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 上野院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新橋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 東京院
- クリニック紹介
- アクセス
- 横浜院
- クリニック紹介
- アクセス
- 大宮院
- クリニック紹介
- アクセス
- 名古屋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 栄院
- クリニック紹介
- アクセス
- 梅田院
- クリニック紹介
- アクセス
- なんば院
- クリニック紹介
- アクセス
- 天王寺院
- クリニック紹介
- アクセス
- 京都院
- クリニック紹介
- アクセス
- 岡山院
- クリニック紹介
- アクセス
- 広島院
- クリニック紹介
- アクセス
- 博多院
- クリニック紹介
- アクセス
記事監修

総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック(現 ギガクリニック)池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任
