テクノブレイクは本当にあるの?
2024.12.28
そもそもテクノブレイクってなに?
テクノブレイクとは、オナニー(自慰行為)のし過ぎで引き起こされる症状のことで、場合によっては命にかかわる場合があるとされます。
しかし実際はインターネット上でジョークや都市伝説的な文脈で広まった造語であり、正式な医学用語ではありません。そのため、医学的な論文や専門書には登場せず、医療の現場でも使われることはありません。
テクノブレイクという言葉が世に知られた原因は、とあるフェイクニュースです。
男子高校生が、オナニーのし過ぎで死亡したというものでした。
それを機に「オナニーをし過ぎるとテクノブレイクで死ぬ」という噂が流れ始めました。
ですが多くの専門医師が「オナニーのし過ぎで死ぬことはあり得ない」との見解を示しています。
テクノブレイクはあり得ないといわれる理由
インターネット上で瞬く間に広まったテクノブレイクですが、現実的にはあり得ないと言われています。
その一番の理由が医学的根拠が存在しないからです。
これだけ医療が発達した現代社会にも関わらず、研究データや論文が存在しないのはおかしいですよね。
テクノブレイクのメカニズムは、性ホルモンのバランスの乱れが死因に直結するというもの。
しかしホルモンバランスの乱れは、食生活の乱れや睡眠不足など半ば日常茶飯事のように起きているはずです。
肌荒れや怠さなど、軽い症状はあるにしても命に関わるほどではありません。
このことからも、テクノブレイクが起こる可能性は極めてゼロに近いと言っていいでしょう。
健康上の観点から見たオナニーと持病
人間の性行動は、健康に対して様々な影響を及ぼすとされていますが、特に持病がある場合、その側面には慎重に注意する必要があります。オナニーが健康に悪影響を及ぼすかどうかは、具体的な持病の性質や治療状況、個々の体調によって異なります。
まず、持病とオナニーの関係を理解する上で大切なのは、それぞれ個人の症状を把握することです。心臓疾患や高血圧などの循環器系の問題がある場合、性行為やオナニーが著しい身体的な負担をかけ、心臓発作などの合併症を引き起こす可能性があります。医師の指に従い、適切な範囲で身体への負担を最小限に抑えることが必要です。
一方で、持病の中には抗うつ薬や抗不安薬を含む特定の薬物治療が必要な状況もあります。これらの薬物は、性欲や性機能に影響を与えることがあります。そのため、持病と同時に薬物治療を受けている場合は、性的な活動に制約が生じることも考慮しなければなりません。
一般的に、オナニーが持病に対して危険な行為であると断定することは難しいです。しかし、持病によっては性的な活動に制限がある場合もあり、これは個人の健康状態によるものです。医師とのオープンなコミュニケーションが重要であり、自身の体調に合わせて適切なアプローチを見つけることが大切です。
性的な活動が身体的・精神的な健康に与える良い影響もあることを忘れてはなりません。オナニーはストレスの軽減、リラックス、良い睡眠の促進などにつながると言われています。これが持病患者にとっても同様に適用されるかどうかは、個人差があります。
持病を抱えているからこそ、性的な活動に対しては慎重なアプローチが求められます。特に医師の診断や助言を無視せず、自身の体調や治療計画に合わせて行動することが肝要です。持病患者が健康を維持するためには、全体的な生活習慣や医師の指示に従いつつ、性的な健康も含めた総合的なケアが求められます。
テクノブレイクが起こる可能性はほぼ0…でもやり過ぎは禁物!
今回は、テクノブレイクについてお話してきました。
決定的な医学的証拠はなく、オナニーのやり過ぎで命を落とす恐れはほぼゼロ。
ただし持病をお持ちの方は、少なからずリスクが考えられます。
またオナニーをやり過ぎたため、負傷したり精神障害に陥ることもあります。
過度なオナニーには多くのリスクがあります。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、気付いた頃には取り返しのつかない事態になっているかもしれません。
この記事を読んで、自分のオナニー頻度が多いなと感じた方は、性習慣を今一度見直してみましょう。
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記事監修
総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任