トノスのEDへの効果は?
2024.12.28
トノスとは
トノスは昭和39年(1964年)に大東製薬工業株式会社より発売された一般用医薬品(OTC医薬品)の第1類医薬品に分類される軟膏剤です。有効成分として局所麻痺剤(アミノ安息香酸エチル、プロカイン塩酸塩、ジブカイン塩酸塩)と男性ホルモンのテストステロンを配合した医薬品となります。
トノスは軟膏剤で効能効果として男性性器神経衰弱症(早漏、勃起力減退、性器不全、精力減退、遺精、夢精等)の改善が期待できます。
男性性器神経衰弱症のうちこの中で「勃起力減退、性器不全」は勃起機能の衰えや男性性器の機能が不十分な状態を指します。つまりトノスはED(勃起不全)への効能効果が期待できるとも捉えられます。
ED治療薬といえばバイアグラが有名ですが、バイアグラがファイザー社より日本国内で発売されたのが平成5年(1999年)となります。それに対してトノスは発売されたのが昭和39年(1964年)になります。この事からも分かる通り、日本国内ではバイアグラよりも歴史の長い医薬品となります。
ではトノスは具体的にどのような医薬品なのでしょうか?
トノスの広まりと時代背景
トノスが発売された当時は日本において性のテーマに対する社会的偏見はまだ現代とは比べものにならぬほど強い風潮がありました。その為、トノスは不本意なことに市場においては長年にわたって下品な精力剤として受け止められてきました。その為に、販売展開は長年にわたり困難を極めており、一般の薬局・薬店ではなく精力剤の専門店や歓楽街近くの薬店での取扱いが中心となりまし
かし、その後1980年代の半ばになると、トノスの効能効果に注目した販売代理店が「トノス・ハリーマーク」という愛称をつけて週刊誌や新聞等に広告展開を行い、バブル経済の高揚感と開放的な気分の後押しもあって、トノスを取り扱う一般の薬局・薬店が全国的に広まりました。これらの要因が重なり、円滑な購入・リピーターの増加が進み、専門店以外の薬局・薬店からも信用を積み重ねていきました。現在も全国各地の薬局・薬店等で取り扱い・取り寄せ可能となっております。
一方、近年ではバイアグラ等のED治療薬の登場、流通構造の変化、販売制度改正(トノスが第1類医薬品となり、薬剤師が不在の薬店で取り扱いできなくなった)などにともない、売場の激減と同時に愛用者が少しずつ減少してまいりました。
トノスの特徴と使用方法
トノスには主に3つの特徴があります。
一つ目は、「男性ホルモンの減少(低下)による諸症状の改善」になります。陰のう部に軟膏を塗布すると男性ホルモンのテストステロンが効率的に吸収され、不足したテストステロンを補充することができます。加齢などによる男性ホルモンの分泌不足による精力減退、遺精、勃起力減退、男性更年期障害の症状の改善を期待できます。
二つ目は、「3つの局所麻酔成分の配合」になります。亀頭の周囲、亀頭冠に塗布すると亀頭の感覚をブロックするため麻痺効果が生じ、持続時間が長くなる射精遅延(早漏防止)効果の期待ができます。
三つ目は、「薬負けなどのアレルギーに対する考慮」となります。抗ヒスタミン薬のジフェンヒドラミン塩酸塩によるアレルギーの考慮がされています。
使用方法については、軟膏を直接性器に塗るというシンプルな方法になります。
①精力減退、遺精、勃起力減退(ED)、男性更年期障害への効能効果を目的とする場合
5mm/回(小豆大)を陰のう部(睾丸)に1日1回部位全体によくすり込むように塗る。改善が認められたら、隔日か週2回程度に塗る回数を減らす。
②早漏防止効果を目的とする場合
5mm/回(小豆大)を性行為の20~30分前に亀頭の周囲、亀頭冠によくすり込むように塗る。
また、トノスは局所麻酔成分を配合している為、塗布後にそのまま性行為へ及ぶとパートナーに麻酔成分が吸収されてしまう可能性があります。塗布後、数分~20分程度で効果が生じてくるので、塗布部に麻痺感が生じましたら、薬剤をシャワーなどで洗い流すことが重要です。
トノスのEDへの効果は?
ここまで解説した通り、トノスの主な特徴の一つとして足りなくなった男性ホルモンを補充することで「勃起力減退、性器不全」への効果に期待ができる仕様になっております。「男性ホルモンの減少」が主な原因と考えられるED症状にお悩みの方は試してみるとよいでしょう。
しかしながら、EDには「男性ホルモンの減少」以外にもいくつかの要因があります。
例えば緊張や過去の失敗の経験等の心理状態によって勃起できるとき・勃起できないときがある「心因性ED」。高血圧・糖尿病等の生活習慣病や何らかの病気が原因となって勃起できなくなる「器質性ED」。EDを引き起こす恐れのある薬剤を服用している場合の「薬剤性ED」。など様々な要因があります。このことからも分かる通り、トノスの使用のみによるEDへの効果を過度に期待するのは難しい場合もあるでしょう。
EDにはED治療薬がおすすめ
これまで述べたいくつかの要因から考えられるEDへの効果・改善を期待するにはやはりバイアグラ等のED治療薬の服用をお勧めいたします。
ED治療薬は勃起を抑制する酵素PDE-5(ホスホジエステラーゼ5)の活動を阻害し、陰茎の血管を拡張させる事でスムーズな勃起を促します。つまりトノスとは違った作用で「心因性ED・器質性ED・薬剤性ED」やその他様々な要因によるEDへの効果・改善が期待できます。
ED治療薬の処方には必ず医師の診察が必要になります。現在の健康状態の確認等も含めて安全にED治療薬をお使い頂く為にも、専門のクリニック・医療機関へご相談ください。
ギガクリニック各院のご紹介
- 札幌院
- クリニック紹介
- アクセス
- 仙台院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新宿南口院
- クリニック紹介
- アクセス
- 池袋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 上野院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新橋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 東京院
- クリニック紹介
- アクセス
- 横浜院
- クリニック紹介
- アクセス
- 大宮院
- クリニック紹介
- アクセス
- 名古屋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 栄院
- クリニック紹介
- アクセス
- UN金沢院
- クリニック紹介
- アクセス
- 梅田院
- クリニック紹介
- アクセス
- なんば院
- クリニック紹介
- アクセス
- 天王寺院
- クリニック紹介
- アクセス
- 京都院
- クリニック紹介
- アクセス
- 岡山院
- クリニック紹介
- アクセス
- 広島院
- クリニック紹介
- アクセス
- 博多院
- クリニック紹介
- アクセス