自転車とED
2024.12.28
通勤のために自転車を利用される方も多くいらっしゃると思います。自転車は通勤や通学、買い物と大変重宝します。
生活において便利で重宝する自転車ですが、男性にとって大問題であるED(勃起不全)に大きく関わりがあることがわかっています。自転車が原因のEDを自転車EDまたはサイクリングEDと呼びます。
1日2時間以上自転車に乗っているとEDの発症リスクが上昇すると言われています。
EDとは
ED(Erectile Dysfunction)は日本語では勃起不全、若しくは勃起障害と呼ばれます。以前はインポテンツ(独:Impotenz)と呼ばれていましたがインポという呼称に侮蔑の意味が多分に含まれているとして、現在では使われない表現です。
EDは加齢とともに増加する傾向がありますが心因性(精神的な)のEDは若年層にも広く見られます。日本をはじめとする先進国では健康寿命が伸び、性行を希望する年齢も伸びているためEDに悩む人口も増える傾向にあります。
ED、勃起不全、インポテンツと聞くと男性器が全く起立状態にならずsex自体を全くできない状態を指すように思えるかもしれませんが、勃起困難や勃起状態の維持の不可、性交中の中折れなど性行為の維持が難しいこともED(勃起不全)に含まれます。
少しでも「元気がない」と感じた場合は既にEDの可能性が考えられます。自分がEDかな?と思うことがあればすぐに専門の医師に相談するようにして下さい。ED治療は早い段階から始めるのが大切です。重度のEDになってしまうとED治療薬でも改善させることは難しくなってしまいます。
EDの種類
EDは大きく分類すると4種あります。心因性、器質性、薬剤性、複合性の4種です。
①心因性
心因性EDは過去の経験や性行為時の失敗、性行為に及ぶ際の緊張などの精神的な問題により起こる、勃起不全です。ストレスやマンネリ、妊娠へのプレッシャーなどで起こることもあります。
②器質性
器質性EDは勃起するまでの身体的メカニズムの不具合により起こるEDを指します。高齢者に多く見られることがあり、陰茎に繋がる動脈硬化や神経障害により発症します。
③薬剤性ED
薬剤性EDは病気などの治療のために服用した副作用を要因としたEDです。
④複合性ED
複合性EDは上記の3種の要因が複合してEDが発生している場合です。
自転車とED
自転車EDは器質性に属するEDです。EDの主な原因は動脈硬化が挙げられます。陰茎海綿体に繋がる動脈があり、この血管が詰まることで器質性EDは起こります。
勃起をするには充分な血流が必要ですが、その血液が流れる管や神経が陰茎の付け根と肛門の間の会陰部にあります。この会陰部は自転車に乗る際に自転車のサドルに圧迫され、その圧力により血管や神経がダメージを受け自転車EDになることがあります。
ロードバイクのようなスピードを出して走る自転車は、タウンサイクルなどの街乗り用の自転車に比べ、サドルが細く前傾姿勢を維持しながら走るために会陰部に対する圧力が高まりやすく、血管や神経へのダメージが多くなります。
マウンテンバイクなどのアクロバット走行で高台から着地の際も強い衝撃を受けてしまうこともあり、その際に損傷を受けてしまうことも考えられます。
通勤や通学でも長い時間サドルに腰かけていると、マウンテンバイクなどと同様に会陰部に損傷が与えることも考えられるので、適度な休憩や姿勢の変更を心掛けると良いでしょう。
通勤や通学、仕事上の理由などで自転車に乗らなくてはいけない方もいらっしゃると思います。自転車EDに対する対処を施すことで予防と発症のリスクを低減することが出来ます。
もし、毎日長時間自転車を乗らなくてはいけない場合、まずは自分に合ったサイズの自転車を選んでください。会陰部に掛かる圧力を極力減らすために先端部分のないノーズレスサドルや会陰部に接触する部分がジェル状になっているサドルも効果的です。また、陰部にサポーターの入っているレーサーパンツや会陰部に湿布状のパッドを装着するなど快適に自転車を乗るためのアイテムを選ぶと良いでしょう。
もし、EDになってしまったら
もし対策をしていても、性行為時に中折れや勃起に時間がかかるようになってしまったら、ED治療薬の服用をお勧めします。
自転車EDの対策をしていても加齢によるEDを発症してしまうこともあります。ED治療薬も自転車と同様に種類があり、即効性の高く硬さが出やすいバイアグラやレビトラなどの薬がオススメです。
もしパートナーとの行為中などに元気がないと感じることがあればぜひギガクリニックにお越しください。
ED治療薬は医薬品のため、服用中のお薬や既往症によっては服用できない場合があります。ED治療薬のお求めの際は専門の医療機関での診察の後、購入することをお勧めします。現在オンライン診療も行っておりますので、お悩みの方はご相談ください。
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記事監修
総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任