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20代で勃たない原因とは?今日から始められるセルフケアも解説

公開日 公開日:2026.01.03

「いざという時に、まったく反応しなかった…」 「まだ20代なのに、どうして?」ED(勃起不全)というと一般的には40代、50代の中高年が抱える悩みというイメージが強いかもしれません。ですが、実はEDは20代という若年層でも発症する身近な疾患です。

現代社会において、20代を取り巻く環境は過酷です。仕事での重圧、複雑な人間関係、SNS疲れなどの「心理的要因」に加え、スマホの長時間利用による睡眠不足、食生活の乱れといった「身体的要因」が複雑に絡み合い、EDになってしまうのです。

「まだ若いのに嘘だろう?」「自分だけかもしれない」と一人で悩まず、まずは正しい知識を持ちましょう。今回は20代で勃たない原因について詳しく解説し、今日からすぐに実践できるセルフケア方法もご紹介していきます。

💡この記事でわかること

✓ 20代でEDになる割合
✓ 20代でEDになってしまう原因
✓ 20代でEDになった方の体験談
✓ EDを改善するセルフケア

20代で勃たないのは珍しくない!多くの男性が抱える悩み

EDとは無縁と思われがちな20代ですが、実は勃起に関する悩みを抱えている方は少なくありません。

2025年に日本全国の男性20〜79歳を対象として実施されたアンケート調査では20代の約31%が軽度以上のEDの悩みを抱えていることが判明しました。実に3人に1人が何らかの形で勃起力に不安を感じている計算になります。

さらに深刻なケースも少なくありません。性交時の2回に1回程度、性交に十分な勃起を得ることができず、またそれを維持することも困難とされる「中等度ED以上」の割合は約7%。約14人に1人の割合で悩みを抱えていることになります。

本来であれば男性ホルモンの分泌が盛んで、血管もしなやかなはずの20代ですが、なぜ肉体的にはピークにあるはずの若年層でこれほどまでにEDに悩んでいる方が多いのでしょうか。

その背景には現代特有のライフスタイルや、若者ならではの心理的プレッシャーが大きく関与しています。

20代で勃起しない場合に考えられる要因

20代は学生生活から社会人生活へ移り変わる時期であり、生活環境が大きく激変します。環境の変化は心身に大きな負荷をかけるものです。

ここでは、20代がEDになる主な原因を4つの観点からご紹介します。

性行為への不安やプレッシャーといった精神的なストレス

20代は性行為に対する経験がまだ浅い方も多い年代です。

そのため「うまくできるか心配」「相手を満足させられるか不安」「また失敗したらどうしよう」といった不安やプレッシャーを感じやすく、これらが強力な精神的ストレスとなります。

このストレスが自律神経のバランスを崩し、勃起を妨げる原因となる場合があります。一度失敗すると「またダメかも」という予期不安が次の失敗を招く「負のループ」に陥りやすいのも特徴です。

仕事の疲労蓄積や人間関係によるストレス

昨今の20代は収入・キャリアアップを目的としてハードワークになりがちです。

ハードワークによる疲労の蓄積、生活習慣の悪化による運動不足・睡眠不足といった身体的ストレスの他に加え、上司・同僚による人間関係や仕事のプレッシャーによる精神的ストレスも20代で発症するEDの原因の1つです。

過度な自慰行為による刺激への慣れ

近年、20代のED原因として急増しているのが、不適切な自慰行為によるものです。 

スマートフォンやパソコンで刺激の強いアダルト動画を容易に見られるようになった現代ならではと言えます。

適切ではない姿勢(うつ伏せ、足先を伸ばした状態など)や、過度に強い刺激(手で強く握りすぎる、高速で動かすなど)での自慰行為を続けていると、脳がその強い刺激に慣れてしまいます。

その結果、実際の性行為の際に刺激が弱く感じてしまい、興奮できずにEDや膣内射精障害になってしまうことがあります。

身体に無理のない正しい方法で、適度な刺激で気持ちよく自慰行為を行うことが、EDの予防や性機能の健全な維持につながります。

過去の性行為での失敗体験がトラウマになっている

過去の性行為での失敗体験がトラウマになっている場合のEDは、「心因性(ストレス性)ED」の一種と分類されます。

過去に性行為で満足いく勃起が得られなかったり、中折れしたりといった失敗を経験することで、その失敗が強烈な「恥」や「焦り」として脳に記憶されます。

次に性行為に及ぶ際、「また失敗したらどうしよう」という不安や緊張が脳を興奮させ、体をリラックスさせるべき状況で、交感神経(緊張・興奮を司る神経)が優位になります。

勃起はリラックスした状態(副交感神経優位)で起こる現象であるため、交感神経が優位になると勃起の指令が阻害されるためEDになってしまうのです。

その他の原因

上記の4つの原因以外にも20代のEDとして考えられる原因はいくつかあります。

まずは不健康な生活習慣により血管や神経にダメージが蓄積し、「器質性ED」(身体的な問題によるED)の予備群となるケースが増えています。

勃起に必要な血流を妨げる原因として喫煙や運動不足・食生活の乱れ・肥満などが挙げられます。

喫煙はタバコに含まれるニコチンが強力な血管収縮作用を持ち、陰茎を含む全身の血流を悪くします。

運動不足・食生活の乱れ・肥満は、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病を若年層でも引き起こすリスクを高めます。これらの病気は血管を硬く(動脈硬化)し、勃起に必要な血流を妨げます。

睡眠不足もEDの原因の一つになり得ます。慢性的な睡眠不足での疲労やストレスにより、緊張時に働く交感神経が優位になることで勃起を妨げます。

また、血管の健康を損なう(動脈硬化のリスクを高める)ことで陰茎の血管が拡張する(勃起)のを妨げたり、主に睡眠中に分泌される男性ホルモン(テストステロン)が減少することでEDになることがあります。

健康的な生活習慣は性機能の維持に直結します。より詳しいEDの原因については、別の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

勃たない原因から考えるこれからのED治療

20代のED体験談

「自分だけが悩んでいるのではないか」と孤独を感じている方もいるかもしれません。

しかし、同じような悩みを抱え、それを乗り越えた同世代の男性は大勢います。

20代でEDになった方はどのような原因で、どのように改善したのでしょうか。

過去のトラウマやハードワーク、不健康な生活が原因のED体験談をご紹介します。

20代のED体験談① :「『またダメだったらどうしよう』という恐怖心との戦い」

付き合って3ヶ月になる彼女と初めて夜を共にした時、緊張のせいか最後までいきませんでした。

彼女は「気にしないで」と優しく言ってくれましたが、その時の気まずい空気が脳裏に焼き付いてしまって……。

それ以来、いざその雰囲気になると動悸がして、完全に萎えてしまうようになったんです。したい気持ちはあるのに反応してくれない現実に絶望しました。

悩み抜いた末、メンズクリニックを受診しました。医師から「典型的な心因性ED」と診断され、身体的な異常はないと言われて少し安心しました。

一時的な自信回復のためにED治療薬(バイアグラ等)を処方してもらい、「もしダメでも薬がある」というお守り代わりに持っておくことにしました。

最初は薬を使って行為を行いました。一度成功体験ができたことで、「自分はちゃんとできるんだ」という自信が戻ってきました。

3ヶ月ほど経った頃には薬がなくても自然と勃起できるようになり、トラウマを克服できました。

20代のED体験談②:「気持ちはあるのに、体が鉛のように重くて反応しない」

正直、自分がEDになるなんて思ってもいませんでした。

20代だし、性欲もある。パートナーのこともちゃんと好きです。それなのにいざという場面になると、体だけが言うことをきかない。まるで全身が鉛になったように重く、反応しない感覚でした。

最初は「疲れているだけ」「今日は調子が悪かっただけ」と自分に言い聞かせていました。でも同じことが何度も続くと、不安が頭から離れなくなります。「またダメだったらどうしよう」という気持ちが先に立ち、気持ちはあるのに体が完全にブレーキをかけてしまう。そんな悪循環に陥っていました。

特につらかったのは、パートナーに申し訳ない気持ちです。

何も言われていなくても「期待に応えられていないのでは」「男として見られなくなるのでは」と勝手に自分を追い込んでいました。そのプレッシャーが、さらに症状を強くしていたように思います。

勇気を出して医師に相談すると「若い人でも心因性EDは珍しくない」「ストレスや緊張が原因のことが多い」と言われ、少し肩の力が抜けました。

原因が分からない「異常」ではなく、きちんと理由がある状態だと知れただけでも、気持ちはかなり楽になりました。

今振り返ると、「気持ちの問題だから我慢すれば治る」と思い込んでいたことが、一番の間違いだったと思います。

早めに相談していれば、あんなに一人で悩まずに済んだはずです。

20代のED体験談③:「不摂生な生活のツケが、まさかここに来るとは」

一人暮らしを始めてから食事はコンビニ弁当やファストフードばかり。運動もせず、毎晩深夜まで動画を見たりゲームをしたりして、寝るのは明け方という生活を続けていました。

ある日、自慰行為の際に勃起の硬さが以前より弱くなっていることに気づきました。「たまたまだろう」と放置していたら、徐々に朝立ちもしなくなり、いざという時に中折れするようになってしまいました。

ネットで「生活習慣病予備群は血流が悪くなりEDになる」という記事を見てゾッとしました。すぐにジムに入会して週2回の筋トレを開始し、食事も自炊中心の高タンパクなものに切り替えました。

また、男性ホルモン(テストステロン)や精力増強に良いとされる亜鉛やマカのサプリメントも補助的に摂取し始めました。

生活を変えて2ヶ月目くらいから朝の目覚めが良くなり、体の重だるさが消えました。4ヶ月経つ頃には、以前のようなカチカチの硬さが戻ってきました。

ED改善が目的でしたが、結果的に体型も引き締まり、自分に自信がつきました。

自分はED?簡単なセルフチェック方法

「自分は本当にEDなのだろうか?」「ただの体調不良では?」と気になっている方も多いはずです。

EDかどうかを客観的に調べる方法として国際勃起機能スコア(International Index of Erectile Function、 IIEF)があります。

勃起不全(ED)の程度や性機能全般の状態を評価するための国際的に標準化された質問票で、「勃起の自信」「挿入の頻度」「勃起維持の能力」「性交の満足度」などの項目について回答し、点数化することでEDの重症度を判定するものです。

詳しくはこちらの記事をご確認ください。

勃起時の硬さは十分?硬さの目安や原因やEDの可能性を解説

20代の勃たない悩みを改善するセルフケア

EDの改善には薬による治療だけでなく、日々の生活習慣を見直すことも非常に重要です。 ここでは今日からすぐに始められる具体的なセルフケア方法をご紹介します。

食事の改善バランスの取れた食事で血管の健康をサポートしましょう。・青魚(サバ、サンマ、イワシ)EPA・DHAが血管を柔らかくし、血流改善に役立ちます。・ナッツ類(アーモンド、くるみ)ビタミンEが血行促進に有効的です。・緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー)は一酸化窒素を増やし、血管を広げやすくする作用があります。
運動習慣有酸素運動を取り入れることで血流の改善が見込まれます。まずは週3〜4回を目標に続けていきましょう。・ウォーキング(1日20〜30分)は血管を強くし、全身の血流を改善してくれます。・スクワットは太もも・お尻・骨盤底筋群が鍛えられ、勃起の維持に関わる血流が向上。
睡眠の改善良質な睡眠を十分にとり心身を回復させることで自律神経が整い、性機能を正常に働かせるためには欠かせません。男性ホルモン(テストステロン)が睡眠中に分泌されます、特に深い睡眠(ノンレム睡眠)中にピークとなります。睡眠が浅いまたは短いとホルモン低下につながり、性欲低下やEDの原因になります。寝る90分前の入浴やスマホなどのブルーライトを寝る1時間前から避けることから心がけていきましょう。
禁酒禁煙過度な飲酒や喫煙は控えるよう心がけましょう。アルコールの大量摂取では血管の反応性が低下し、陰茎へ血流が十分に届きづらくなるため勃起が維持しにくくなります。またタバコの有害物質が血管内皮を傷つけ、血管を老化・狭くさせます。陰茎の血管は特に細く、ダメージが最初に出るため 喫煙者はEDになりやすい とされています。
精神の安定慢性的なストレスはホルモンバランスを大きく崩し、性欲の低下・朝立ち減少を引き起こします。またストレスホルモン(コルチゾール)が増えることにより、血管が収縮しやすくなり陰茎への血流が低下します。ストレッチや軽い運動などがストレスの解消には効果的です、まずは自分に合ったストレス解消法を見つけていきましょう。

さらに具体的なケア方法はこちらの記事をご確認ください。

EDとは? EDの原因と対処法を男性のお悩み特化【ギガクリニック】専門医が解説

セルフケアで改善しない場合は専門クリニックへの相談がおすすめ

上記のセルフケアは効果が出るまでに数週間〜数ヶ月かかる場合があります。

「今すぐどうにかしたい」「セルフケアを続けても改善が見られない」という場合は、迷わず当院のような専門のクリニックを受診し、お薬の力に頼るのも1つの選択肢です。

「20代だから大丈夫」と放置せず、専門のクリニックのドアを叩くことがEDを根本的に解決し、自信を取り戻すための最も確実な一歩となります。

まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

今回は20代で勃たない原因とその対策について解説しました。

20代のEDは決して珍しいことではありません。多くの場合、経験不足による不安や、仕事等のストレスによる「心因性」が大きく関わっています。若いうちからの喫煙や食生活の乱れといった生活習慣が、将来的な「器質性ED」のリスクを高めていることも忘れてはいけません。

まずは今日ご紹介した、食事・運動・睡眠といった「セルフケア」から始めてみてください。生活習慣を整えることは勃起力の回復だけでなく、自信あふれる健康な体づくりにも繋がります。

もしセルフケアで改善が見られない場合や、悩み続けて辛い場合は、当院のような専門のクリニックへの相談を検討してください。医学的なアプローチであなたの悩みを早期に解決できる可能性があります。 

あなたの充実した20代を取り戻すために、まずは小さな一歩を踏み出してみましょう。

ギガクリニック(ユナイテッドクリニック)では医師による診察のもと、患者様に合った治療方法をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談下さい。

20代のEDについてよくある質問

20代のEDについてよくある質問を以下にまとめてみました。

20代で勃たない理由は何ですか?

「心因性」が最も大きな要因ですが「生活習慣」も無視できません。 

20代は仕事のプレッシャー、将来への不安、パートナーとの関係性など、精神的なストレスが非常に大きい時期です。このストレスが自律神経を乱す心因性EDが最も多く見られます。近年では、運動不足や食生活の欧米化により、血管の状態が悪化している器質性EDの予備群も増えています。「若いから身体は大丈夫」という過信は禁物です。

20代で中折れする原因は何ですか?

最も多い原因は心因性(精神的な問題)です。過去の失敗体験(中折れなど)がトラウマとなり「また途中で萎えてしまったらどうしよう」という強い不安から、交感神経が優位になり勃起の維持を妨げます。また、自慰行為などで非常に強い刺激に慣れてしまった場合、実際の性行為で刺激が物足りなく感じることで脳の興奮を維持できなくなり中折れしてしまうことも考えられます。

他にも喫煙、運動不足、高カロリー食などによる生活習慣の乱れ、疲労・睡眠不足も中折れの原因になる事があります。

20代でEDになる割合はどれくらいですか?

2025年に実施されたアンケートによると20代の約31%が何らかのED症状(たまに硬さが十分でない、勃たない、維持できない等)を自覚しています。

30代・40代になると勃たない原因は変わりますか?

30代・40代になると器質性(身体的な問題)の割合が増加することで、混合性ED(心因性と器質性が複合したケース)が多くなっていきます。

心因性(精神的な問題)もストレス源が仕事だけでなく、家庭や健康にも広がるため、形を変えて持続します。仕事の責任が増大し、ストレスや疲労が慢性化することで、自律神経が乱れることがEDの原因となりえます。20代のうちから生活習慣の見直しや適度な運動を心掛け、血管の健康を保つことによって、ED予防だけでなく、健康的な30代・40代を送るための基盤となるでしょう。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任