男性の性欲減退はなぜ起こる?原因と精力増強の対策方法
「性的なものに対する興味や意欲がなくなってきた」「性欲が以前と比べて落ちた気がする」など、こうした悩みを耳にする機会が年々増えています。性的刺激への関心の低下や性欲が減退する要因は疲れやストレスなど多岐にわたります。今回は男性の性欲が減退する主な原因とその対策、そしてご自身でできる改善方法について説明していきたいと思います。

💡この記事では下記の情報を得ることができます
| ✓ 性欲が低下する主な原因 ✓ 年代別にみる主な要因 ✓ 専門のクリニックで相談できる治療法 ✓ 性欲減退を改善、精力を維持するための対策 |
男性の性欲が低下する7つの主な原因
そもそも性欲とは「性的な満足を得るための肉体的な欲望、肉欲」とされています。
男性の性欲が減退する原因は主に7つあります。加齢にともなう男性ホルモン(テストステロン)の減少、仕事や人間関係による精神的なストレス、うつ病や不安障害といった心の不調、睡眠不足や過労による身体的な疲労、パートナーとの関係性のマンネリ化、妊活による性行為へのプレッシャー、そして服用中の薬の副作用による影響が考えられます。
日々の性生活を豊かにし充実した毎日を送るためにも、これら7つの原因を正しく理解し、対策することが重要です。
加齢にともなう男性ホルモン(テストステロン)の減少
男性の性欲は男性ホルモンである「テストステロン」に大きく影響されます。
このテストステロンは加齢とともに分泌量が減少し、20〜30代をピークに40〜50代では低下していきます。分泌量には個人差があり、不摂生や生活習慣の乱れがある場合、若い年代でも低下がみられることがあります。
年齢を重ねるにつれてテストステロンの分泌が減ることで性欲も自然と低下していきます。
これは40代・50代以降に限らず、どの年代の男性にも起こりうる現象です。
仕事や人間関係からくる精神的なストレス
ストレスとは外的な刺激によって生じる緊張状態のことを指します。その原因はさまざまで、気温差などの環境的要因、仕事の多忙さや人間関係といった社会的要因など、多岐にわたります。 ストレスを感じると体内で「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが分泌されます。コルチゾールは免疫の抑制や血圧の維持などに働く一方、過剰に分泌されると性ホルモンのバランスを乱し、性機能を低下させます。またテストステロンの分泌を抑える作用もあるため、性欲にも大きな影響を与えます。さらにコルチゾールには血管を収縮させる作用があり、陰茎の血流が悪くなることで勃起不全につながることもあります。すぐに性欲が低下することは少ないものの、過度なストレスを長期間受け続けると性欲減退を引き起こす可能性があり、さらにうつ病や不安障害などを発症し、その治療にも取り組む必要が生じます。
うつ病や不安障害などの心の不調
ストレスを受け続けると、うつ病や不安障害といった心の不調につながります。これにより気分の落ち込みや何をしても楽しくないといった精神症状だけでなく、不眠や食欲・性欲の低下といった身体症状も現れます。持続的な抑うつ状態は男性ホルモン(テストステロン)の分泌を妨げる要因にもなります。またストレスは心因性のED(勃起不全)の原因になることもあります。心因性EDの背景には、性行為に対する緊張や不安、過去の失敗経験などがあります。うつ病など心の不調も原因とされ、自律神経の乱れを引き起こすことがあります。
うつ病や不安障害など心の不調は、性生活だけでなく日常生活全般にも支障をきたします。症状が気になる場合は、専門機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
睡眠不足や過労による身体的な疲労
疲労がたまると一時的に性欲が低下することがあります。疲労の蓄積はホルモンバランスを乱し、自律神経にも影響を及ぼします。前述の通り、自律神経の乱れは心因性EDを引き起こす可能性があり、その結果、性欲の低下につながることもあります。日常的に長時間労働や睡眠不足が続くと、体内のエネルギーが枯渇し、性欲減退の一因となります。
精力や活力が低下すると性欲も湧きにくくなり、日常生活にも支障が出ます。性欲を維持するためには十分な睡眠時間を確保し、疲労回復に努めることが重要です。
パートナーとの関係性のマンネリ化
一般的に特定のパートナーがいない男性はテストステロン値が高くなる傾向があります。これはより多くの子孫を残そうとする本能によるものです。一方、パートナーがいる場合はセックスアピールの必要が減るため、テストステロンの分泌量が低下し、性欲の減退につながることがあります。毎回似たような行為を繰り返すと刺激に慣れてしまい、興奮しづらくなることもあります。マスターベーションはしたいものの、パートナーとの性行為に興味が湧かない場合は、マンネリ化が性欲減退の原因かもしれません。
マンネリ化を防ぐにはいつもと違う刺激を取り入れることが大切です。たとえば普段と違う場所に出かけてみたり、適度に距離や時間を置いてお互いに一人で過ごす時間を持つことで、新鮮さを取り戻すことができます。
妊活が性行為へのプレッシャーになっている
妊活中は性行為が義務的に感じられやすく、それが性欲の低下につながることがあります。これは妊娠を目的とした性行為を無意識に「目的達成の手段」として認識してしまうためです。義務感を放置すると性行為自体が負担に感じられ、パートナーとの関係にも悪影響を及ぼすことがあります。たとえ妊活中であっても、互いに無理のない範囲で行うことを確認し、自然な気持ちで向き合いながら性的興奮や楽しみを感じることが大切です。
服用中の薬が副作用として影響している可能性
薬の副作用として性欲の減退が引き起こされることがあります。対象となる薬には前立腺肥大症の治療薬、前立腺がんの治療薬、中枢神経系作用薬(抗うつ薬、精神安定剤など)、一部の降圧薬などがあります。特定の薬を服用してから性欲の低下を感じる場合は、医師に相談し、服用方法や薬の種類の変更を検討しましょう。また薬によっては勃起不全(ED)を併発することもあります。ED治療薬が併用可能な場合もあるため、服用中の薬による性欲低下やEDの改善を希望する場合は、必ず医師に相談してください。
性欲減退は何歳から?年代別にみる主な要因
では具体的にいつから性欲が減り始めていくのでしょうか?
前述の通り性欲のピークは一般的に20〜30代で、その後は徐々に減少していきます。年代によって性欲が減退する要因はさまざまです。ここでは20代、30代以降、50代以降に分けて説明します。年齢別の主な要因を理解し、ご自身が何歳のときに性欲の有無を気にし始めたかと照らし合わせることで原因を見つけ、解決策を考えていきましょう。
20代の性欲減退は心理的要因が影響している場合も
20代は性欲を含めて身体的にはピークを迎えており、加齢による性欲の減退は考えにくいです。そのため性欲の低下はストレスや疲労による可能性が高くなります。就職や結婚など、ライフステージが大きく変わるタイミングでは、周囲の環境や所属する社会が急激に変化するため、ストレスが過剰にかかり、疲労も溜まりやすくなります。その結果、性欲の減退が引き起こされることがあります。ただしこれらは一時的な場合が多く、状況の変化や時間の経過とともに改善することも少なくありません。
ストレスや疲労の蓄積により、うつ病や不安障害といった心の不調が性欲低下の原因になることもあります。加えて心因性のEDを併発することで、性行為自体から遠のいてしまうこともあります。そのような状況では無理に性欲を高めようとしたり、性行為を行おうとしたりするのではなく、まずは心の不調を根本から改善することが重要です。
20代で性欲が低下しても焦らず少し様子を見ましょう。明らかにストレスや疲労がたまっていると感じる場合は十分に休息を取り、ストレスを発散する時間を意識的に作ることが大切です。
男性ホルモンの分泌量は30代以降に低下しやすい
20代ではストレスや疲労、心理的要因が性欲減退の主な原因と説明しましたが、30代も同様です。それに加えて男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量が性欲に大きく影響します。30代を境にテストステロンは年々減少していきます。減少のタイミングや速度には個人差があり、20代でも分泌量が減少することがあり、40代以降では誰にでも起こり得ます。
テストステロンは生殖機能の維持をはじめ、筋肉や骨を強くする、脳機能を高めるなどの働きがあり、男性にとって重要なホルモンです。やる気や幸福感に関与するドーパミンの生成を促進するため、活気ある生活を送る上でも欠かせません。そのためテストステロンの減少は心身の健康状態に大きく影響し、男性更年期障害の発症リスクも高まります。
加齢に伴う男性ホルモンの減少は性欲低下の一因です。特に30代以降、テストステロンの分泌量は顕著に減少します。充実した日常生活や性生活を送るためには、男性ホルモンの分泌量の低下を防ぐことが重要です。
50代以降は男性更年期障害も視野に
40代や50代では男性ホルモンの減少がさらに顕著になり、男性更年期障害の症状が現れることがあります。男性更年期障害(LOH症候群:Late-Onset Hypogonadism)は男性ホルモン(特にテストステロン)の分泌減少により引き起こされる、身体的・精神的・性機能関連の症状の総称です。特に40代から60代にかけて起こりやすく、加齢によるホルモンバランスの変化が主な原因です。男性の場合、ホルモンの分泌量は緩やかに減少するため、症状も徐々に現れることが一般的です。分泌量の減少やタイミングには個人差があるため、発症年齢や症状の期間もさまざまです。
男性更年期障害は男性ホルモンの減少が主な原因ですが、進行にはストレスや不規則な生活習慣も大きく関わります。慢性的なストレスはホルモンバランスを乱し、テストステロンの分泌を抑制します。過度な飲酒や喫煙、運動不足もテストステロン低下の要因です。生活習慣の影響を理解し、ストレスや健康管理に取り組むことが、男性更年期障害の予防・改善につながります。
男性更年期障害でみられる心と体のサイン
男性更年期障害に伴う症状は、身体的なものから精神的、性機能関連のものまで幅広く現れます。まず身体的な変化として疲労感や体力の低下が挙げられます。筋力低下により代謝が落ち、体重増加が見られることもあります。関節や筋肉の痛み、睡眠障害なども報告されています。これらは加齢だけでなくホルモンバランスの崩れが原因で起こるため、適切な治療が必要です。栄養バランスの整った食事や適度な運動を取り入れることで改善につながる場合もあります。
次に精神的な不調として気分の落ち込みや不安感、イライラしやすさなどが挙げられます。男性ホルモンの低下は性欲だけでなく感情にも影響し、以前に比べ楽しむ意欲や活動性が低下するなど無気力感が強まります。集中力や記憶力の低下も生じ、仕事や日常生活のストレスになることがあります。症状が長引く場合は専門機関への相談を推奨します。
最後に、性機能の低下も男性更年期障害の症状の一つです。性欲の低下や勃起不全などは、テストステロンの分泌量の減少によって引き起こされます。男性ホルモンの減少は性欲の低下にとどまらず、日常生活全般にも多大な影響を及ぼします。セルフチェックとしては、AMSスコア(全17項目の合計点で男性更年期障害の程度を評価する方法)を用いることができます。気になる場合はAMSスコアで自身の状態を確認し、その結果をもとに専門機関の受診を検討してみることをおすすめします。
・AMSスコア
それぞれの答えに対して、症状がない場合1点、非常に重い場合5点というように症状の重さに合わせて、1〜5点の点数をつけます。17 項目の合計点で症状の程度を把握します。
| 症 状 | なし | 軽度 | 中程度 | 重度 | きわめて重度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 肉体的にも精神的にも調子が悪い | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 肉体的にも精神的にも調子が悪い | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 発汗・のぼせ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 眠れない、眠りが浅い | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| よく眠くなるし、しばしば疲れを 感じる | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| いらいらする、不機嫌になる | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 神経質になった | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 不安になりやすい | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| やる気がない、無気力、疲労感が 取れない | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 筋力の低下 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 憂うつな気分、無力感 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 自分のピークは過ぎたと感じる | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 燃え尽きたと感じる、どん底の状 態だと感じる | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 髭の伸びが遅くなった | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 性的能力の衰え | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 朝立ちの回数が減少した | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 性欲の低下 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
訴えの程度 17〜26 点:なし,27〜36 点:軽度,37〜49 点:中等度,50 点以上:重度
専門のクリニックで相談できる治療法
男性ホルモン「テストステロン」の低下は、性欲の減退や男性更年期障害の原因の一つです。これに対して泌尿器科やメンズクリニックではホルモン補充療法が行われています。注射や塗り薬、内服薬で体内のホルモンを補う治療法です。ギガクリニックでは医療用ホルモン補充材DHEA(Dehydroepiandrosterone:デヒドロエピアンドロステロン)を長年取り扱ってきました。DHEAはステロイドホルモンであるテストステロンおよびエストラジオールの前駆体で、テストステロンをつくる材料となります。そのため、テストステロンの低下を防ぎ、性欲の減退や男性更年期障害の症状改善が期待できます。実際に、DHEAを半年間摂取することで勃起不全や性機能、性欲や満足感が改善したというデータもあります。さらに性ホルモンの分泌を助けることで、性機能の向上や不妊治療への効果も期待できます。
DHEAは性的能力だけでなく様々な面に作用します。筋力の維持、動脈硬化や脂質異常症の改善、生活習慣病リスクの低減などが報告されており「若返りホルモン」と呼ばれることもあります。海外ではサプリメントとして販売されていますが、国内では医薬品に指定されており、医師の指導の下で服用する必要があります。ギガクリニックでは延べ100万人以上のED治療実績があります。ED治療薬(バイアグラやシアリス)による対症療法と、亜鉛やDHEAなどの補助剤を併用することで、根本的な改善を目指すベースアップを推奨しています。DHEAを試した方の多くは「性欲が増した」「精力がついて疲れにくくなった」などの好印象を持たれ、継続して服用されています。
DHEAは性欲低下の予防だけでなく、日々の生活を活力的に過ごすためにも効果的です。ぜひご検討ください。
自分でできる!性欲減退を改善、精力を維持するための対策
では、性欲が減退することは防ぎようがないかというと、決してそうではありません。一度失った性欲を完全に元に戻すのは難しい場合もありますが、減少の速度を抑えることは可能です。ここからは簡単に取り入れられる性欲を高める方法をいくつかご紹介します。
【筋トレ】
筋力トレーニングはテストステロンの分泌量を増やす効果があるとされています。そのため、筋トレを習慣化することでテストステロンが増え、性欲アップにつながります。筋トレにはさまざまな種類がありますが、特にスクワットなどの下半身のトレーニングがおすすめです。スクワットは下半身だけでなく、幅広い筋肉を同時に使うため、効率的にトレーニングが可能です。
また、下半身の筋トレは筋肉量を増やすだけでなく、EDの改善にも期待できるため、性欲低下やEDなど性機能に悩む方にも有効です。さらに性機能を維持・向上させるマッサージもご自宅で行えます。
詳しくは下記のコラムも併せてごらんください。
(勃起力とは?低下の原因は?|高める方法と硬さ・持続力アップの秘訣)
(勃起マッサージの効果と正しいやり方|ED改善におすすめのセルフケア)
精力を維持する上で、性機能の改善は非常に重要です。
【睡眠時間の確保】
睡眠不足は疲労感を増し、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量を増加させます。前述の通りコルチゾールはホルモンバランスを乱し、性欲の低下や血管収縮によるEDなど、性機能の低下を引き起こします。
成人男性は8時間を目安に、最低でも6時間の睡眠を確保するよう心がけましょう。就寝前はスマホやテレビの使用を控え、自分に合った枕を使用する、適切な室温に調整するなど、睡眠の質を高める工夫も大切です。
【食生活の見直し】
バランスのとれた食事は健康的な体だけでなく性欲にも大きく影響します。まずはテストステロンの生成を助ける亜鉛を含む食材を積極的に取り入れましょう。赤身肉やレバー、牡蠣などには亜鉛が豊富に含まれ、性欲を高める効果が期待できます。亜鉛は精子の生成を助ける作用もあり、精子の量が増えると性欲の向上につながるとされています。
さらにビタミンB群はエネルギー代謝をサポートし、全体的な活力の向上が期待できるため、性欲アップにもつながります。疲労回復効果もあるため、疲労による性欲の減退対策としても有効です。豚肉やナッツ類にも多く含まれるため、毎日の食生活に取り入れることをおすすめします。
【ストレス解消】
ストレスはテストステロンの分泌量に影響を及ぼすため、日常生活の中で上手に解消することが大切です。自宅でゆっくりドラマを見たり、買い物を楽しんだりと、自分がリラックスできる時間を意識的に作りましょう。運動によるストレス解消も効果的です。特に筋トレはテストステロンの分泌量を増やす効果も期待できるため、ストレス解消と性欲アップの両方につながります。
【マンネリ回避】
パートナーがいる方で性欲の低下に悩んでいる場合は、マンネリを回避する工夫を考えてみましょう。たとえば性行為をする場所を変える、プレイを工夫するなどの方法があります。ただしいきなり実践するのではなく、パートナーと話し合い、お互いが納得できる方法で試すことが大切です。
【クリニックに相談】
男性の性欲低下は加齢だけでなく、心の不調や男性更年期障害が原因となっている場合もあります。40代以降だけでなく若年層でも発症することがあり、自力での改善は難しいこともあります。性欲の低下に加えて無気力感や集中力の低下が続く場合は、早めにクリニックに相談することをおすすめします。
性欲減退の悩みについてよくある質問
男性がムラムラしなくなる原因はなんですか?
加齢により男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少することが、性欲低下の主な原因です。また、疲労やストレスも影響します。さらに特定のパートナーがいる場合は、性行為に慣れてしまい新鮮味が失われることで、性的刺激を感じにくくなることも原因の一つと考えられます。
男性は何歳から精力が減退しますか?
一般的に性欲が減少し始めるのは30代で、同時に精力も徐々に低下していくとされています。ただしタイミングには個人差があり、若い年代でも起こり得ます。ストレスや疲労、男性更年期障害が原因となる場合もあります。軽い運動や栄養バランスの整った食事を取り入れることで改善することもあるため、まずは日常生活から見直してみましょう。
まだ20代ですが性欲がありません
20代の性欲の減少は一時的なことが多いです。環境や人間関係の変化が大きく、ストレスや疲労によって心の不調につながりやすいため、性欲が減退してしまうことがあります。もし長期間性欲が低下して悩む場合は、十分な休息を取ることに加え、専門機関でのカウンセリングや治療を受けることをおすすめします。
まとめ
性欲の低下はホルモンの変化やストレス、生活習慣といった複数の要因が関係しています。特に男性ホルモンの減少は、性機能だけでなく心身の活力やメンタル面にも影響を及ぼすことがあります。こうした症状は年齢のせいと決めつけず、専門的な検査や治療によって改善できる場合も少なくありません。もし以前よりも性欲の減退や気力の低下を感じる場合、放置せずに一度医療機関で相談することが大切です。体質や年齢に合わせた治療や生活改善を行うことで、再び前向きな毎日を取り戻すことができます。
ギガクリニックでは、医師が一人ひとりの状態に合わせてカウンセリングを行い、症状に合った適切な治療をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
【参考文献】
MSD マニュアル プロフェッショナル版 「男性の性機能および性機能障害の概要」 (参照 2025.10.18)
日本泌尿器科学会/日本Men’s Health医学会 「LOH症候群ガイドライン」検討ワーキング委員会 (2007).「-LOH症候群-加齢男性性腺機能低下症候群診療の手引き」. じほう, pp11.
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記事監修

総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任
