コラムCOLUMN

座りっぱなしは良くない?EDとの関係

2025.06.11

座りっぱなしはEDになりやすいって本当?

デスクワークで普段のお仕事中は座りっぱなしだという方、非常に多いと思いますが、実は座りっぱなしだとEDになりやすいという話があります。
さらに座りっぱなしはEDだけでなく怖い話につながることも……。今回は座りっぱなしとEDなどの関係についてのお話です。

座りっぱなしによるEDリスクの理由

・血流の悪化
長時間同じ姿勢で座ることで、下半身の血流が滞りやすくなります。陰茎への血流が不十分だと、勃起機能に悪影響を与えます。


・神経への圧迫

座りっぱなしによって、陰部周辺の神経が圧迫されることがあります。これが感覚の低下や神経伝達の障害につながり、EDの原因になります。


・骨盤周辺の筋力低下
活動量が少ないと、骨盤底筋群など勃起に関与する筋肉が衰え、EDの原因になることがあります。


・生活習慣病のリスク増加
座りすぎは、糖尿病・高血圧・肥満などの生活習慣病に繋がります。これらは、EDの主要なリスク因子です。


・ホルモンバランスの乱れとテストステロンの低下

運動不足は、男性ホルモン(テストステロン)の分泌を低下させる原因です。テストステロンの低下は、性欲や勃起機能にも影響します。

座りっぱなしと死亡リスクの関係

・死亡リスクの上昇
長時間座っていることは、心血管疾患、糖尿病、がん、さらには全死因死亡率の上昇と関連しています。1日8時間以上座っている方は、そうでない方に比べ、死亡リスクが15~20%高いという報告もあります。


・運動でリスクを軽減可能
中~高強度の身体活動(例:早歩き、ジョギング)を1日60〜75分行うことで、長時間座位によるリスクを相殺できるという研究結果があります(Lancet誌, 2016年)。ただし、「座って運動もしない」状態が最もリスクを高めます。


・代謝・循環系への影響
座りすぎは、血流が滞りやすくなり、血栓形成や血圧上昇のリスクを高めます。筋肉の活動が減少し、インスリン抵抗性が悪化すると糖尿病のリスクが増加します。


・精神面への影響も
長時間座位は、うつや不安のリスクとも関係があるとされ、メンタルヘルスへの悪影響も報告されています。

予防・改善のポイント

・1時間に1回は立ち上がり、軽いストレッチや歩行を行う。
・骨盤底筋を鍛える「ケーゲル体操」などを日常に取り入れる。
・有酸素運動(ウォーキング・スクワット・サイクリングなど)を定期的に行う。
・規則正しい食生活・禁煙・禁酒・ストレス管理を心がける。
・症状が続く場合は早めに医師に相談する。

長時間の座りっぱなしは、ただの「姿勢の問題」だけではなく、健康リスクそのものです。定期的に体を動かし、座りすぎを意識的に減らすことが、健康寿命を延ばすカギとなります。長時間の座り仕事が避けられない方は、意識的な運動習慣や生活改善でリスクを抑えることが大切です。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任