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薄毛治療の内服薬

公開日 公開日:2025.06.01
更新日 更新日:2026.01.08

薄毛に悩む方の多くが「できるだけ進行を抑えたい」「自宅で治療を続けたい」と考え、内服薬による治療を検討されます。

現在、医学的に薄毛治療として用いられている内服薬はいくつかあり、それぞれ作用の仕組みや目的が異なります。

本コラムでは、薄毛の原因を整理したうえで、代表的な内服薬について解説します。

💡この記事では下記の情報を得ることができます

薄毛の状態・原因とは
薄毛治療の種類(内服薬)と効果
ミノキシジル
フィナステリド
デュタステリド

薄毛の状態・原因とは

成人男性の薄毛で最も多いのは男性型脱毛症(AGA)です。AGAは思春期以降に額の生え際や頭頂部を中心に毛髪が細く短くなり、徐々に進行していく脱毛症です。

主な原因は男性ホルモンの一種であるテストステロンが体内で変換されて生じるジヒドロテストステロン(DHT)の影響とされています。DHTは毛根に作用し、髪の成長期を短縮させることで、薄毛を進行させます。(※なお、円形脱毛症や薬剤性脱毛など、原因が異なる脱毛症もあり、すべてが同じ治療で改善するわけではありません。)

AGA治療についてはこちらの記事も併せてご確認ください。

AGAは他にも様々な要因によって引き起こされることがあります。

例えば、次のような原因が考えられます。

遺伝的要因(遺伝性脱毛症)

両親や祖父母などの家族に薄毛の傾向がある場合、遺伝的な因子が影響している可能性があります。

ホルモンの変化

ホルモンバランスの変化が薄毛を引き起こすことがあり、男性ホルモンであるテストステロンの量に異常があると男性型脱毛症の原因となることがあります。

加齢

年齢とともに、髪の成長サイクルが変化し、髪が細くなったり抜けやすくなることがあります。

ストレス

長期間の精神的なストレスや体調不良が薄毛の原因になることがあります。

栄養不足

不健康な食事や栄養不足が、髪の成長や健康に悪影響を与えることがあります。

ヘアケアの誤り

過度なヘアスタイリングや頻繁な化学的な処理、熱処理などが、髪にダメージを与えて薄毛を引き起こすことがあります。

薄毛治療の種類(内服薬)と効果

薄毛治療に用いられる内服薬は、大きく分けて以下の2つの目的があります。

  • 薄毛の進行を抑える
  • 発毛・育毛を促す

内服薬は継続使用を前提とする治療であり、効果の感じ方や現れ方には個人差があります。
薄毛治療薬(AGA治療薬)にはいくつかの種類があり、主なものには「ミノキシジル」「フィナステリド」「デュタステリド」などが含まれます。以下にそれぞれの薬の詳細を説明します。

ミノキシジル

ミノキシジルは、男性型脱毛症(AGA)の脱毛症に対する治療薬として知られています。内服薬としてミノキシジルが用いられる場合、通常は錠剤として提供されます。ミノキシジルは元々高血圧治療薬として開発されましたが、副作用の一つとして発毛効果が発見され、その後脱毛症治療にも応用されるようになりました。
ミノキシジルの内服薬は血管を拡張させる作用があり、血流を促進することで毛母細胞に酸素や栄養分を供給し、毛髪の成長を促進します。これにより、抜け毛の減少や新しい毛髪の生え際が改善される期待がございます。

効果が現れるまでには数か月から半年以上かかることがあり、また個人差があるため、継続的な使用が必要です。一度服用を中止すると、改善した状態が逆戻りすることがあります。
ミノキシジルの内服薬には副作用があるため、使用前に医師との相談が重要です。一般的な副作用には多毛症・頭痛・動悸・むくみなどがあります。そのため、医師の指示に従い、症状が現れた場合はすぐに医療機関を受診するようにしましょう。


ミノキシジルをもっと詳しく 

フィナステリド(プロペシア)


AGA治療で広く使用されている内服薬です。フィナステリドは5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の活性を阻害します。この酵素は、男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する過程に関与しています。
DHTはAGAの原因とされており、特に頭頂部と前頭部の毛包に対して感受性があり、フィナステリドによってDHTの生成が抑制され、AGAの進行が遅くなることが期待されます。
フィナステリドは薄毛や抜け毛の進行を抑制し、既存の髪の成長を促進することが報告されています。
初期のAGA段階での使用が効果的であり、特に髪の薄毛や抜け毛の進行を遅らせる効果が期待されます。
また、効果は治療を続けている間のみ継続的に得られます。一度治療を中断すると、DHTの産生が再開され、AGAの進行が再開される可能性があります。
フィナステリドは一部の使用者に副作用を引き起こすことがあります。例えば、性欲減退や勃起障害などの性的な副作用が報告されています。ただし、これらの副作用はまれであり、一般的には軽度から中程度のものです。


フィナステリドをもっと詳しく 

デュタステリド(ザガーロ)


デュタステリドもフィナステリド同様に5α-リダクターゼを抑制する働きがありますが、フィナステリドよりも広い範囲の5α-リダクターゼを抑制する効果があります。
5α-リダクターゼにはI型とII型があり、フィナステリドはII型の酵素のみを抑制する働きがあるのに対し、デュタステリドはI型とII型の両方を抑制する働きがあります。こうしたことから、デュタステリドはフィナステリドより強力なDHTの抑制する働きを持つため、AGAの進行をより遅らせる効果が期待できます。
※5α-リダクターゼI型・II型の違い
・I型は頭部の場合、後頭部・側頭部
・II型は頭部の場合、頭頂部・前頭部
デュタステリドの副作用はフィナステリド同様に性欲減退や勃起障害、精液減少などありますが、こちらも一般的には軽度から中程度の副作用です。


デュタステリドをもっと詳しく

まとめ

薄毛治療の内服薬には、それぞれ異なる役割があります。

  • ミノキシジル:発毛を促す
  • フィナステリド・デュタステリド:薄毛の進行を抑える

薄毛の原因や進行度は人によって異なるため、内服薬の選択や組み合わせは専門的な判断が重要です。
自己判断での使用や中断は避け、医師の診察を受けたうえで、自分に合った治療を継続することが薄毛対策の基本となります。
ギガクリニックでは専門医が一人ひとりの状態を丁寧に診察し、医学的根拠に基づいた薄毛治療をご提案しています。薄毛でお悩みの方は、まずはお気軽にギガクリニックへお越しください。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任