コラムCOLUMN

早漏治療について詳しく知る

2025.01.05

早漏とは

早漏(そうろう)とは、性行為中に男性が自分の意思に反して射精を早くしてしまう状態を指します。具体的には、挿入の前後や非常に短い時間内(例えば1~2分以内)で射精してしまい、本人またはパートナーが満足を感じられない場合に問題として認識されることが多いとされています。

早漏の原因

身体的な要因

身体に起因する要因は次の通りと言われています。

(1) 神経の過敏性

ペニスの感覚が過敏すぎる場合、刺激に対して過剰に反応し、射精をコントロールしにくくなることがあります。包茎の人や皮膚の敏感さが強い人に多く見られる場合があります。

(2) ホルモンバランスの異常

セロトニンという脳内物質のバランスが崩れると、射精のタイミングを調整する神経系が影響を受け、早漏を引き起こす可能性があります。

(3) 前立腺や尿道の炎症

前立腺炎や尿道炎などの炎症があると、感覚が過敏になり、射精が早くなることがあります。

(4) 遺伝的要素

一部の研究では、早漏の傾向が遺伝する可能性が指摘されています。

(5) 過去の性行為経験

性的経験が少ない場合や、性行為を急ぐ癖がついている場合、射精コントロールが未熟なままのことがあります。

心理的な要因

心の問題も早漏に大きく影響すると言われています。

(1) 緊張や不安

初めての性行為やパートナーとの関係性に不安を感じると、早く射精してしまう場合があります。

(2) 性的パフォーマンスへのプレッシャー

「うまくやらなければならない」というプレッシャーが原因で、興奮や焦りが増し、射精が早まることがあります。

(3) 過去のトラウマ

性的な失敗や恥ずかしい経験がトラウマとなり、それが繰り返されることで早漏が慢性化することがあります。

(4) ストレスやうつ症状

日常生活のストレスやうつ状態が性機能に影響を及ぼし、早漏の原因となる場合があります。

(5) 性的な期待値のギャップ

パートナーとの性的な欲求や期待が合わない場合、早漏として感じられることがあります。

その他にも、体調不良や疲労、アルコール等の影響も要因の一つであると言われています。

早漏治療薬について

早漏治療に用いられる薬のなかでも、プリリジー(ダポキセチン)は、早漏(早発射精、PE: Premature Ejaculation)の治療薬として世界中で広く使用されています。
プリリジー(ダポキセチン)は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類される薬剤です。
SSRIは通常、うつ病や不安障害の治療に用いられますが、プリリジー(ダポキセチン)は特に早漏治療のために開発された短時間作用型のSSRIで、脳内のセロトニン濃度を増加させることで射精反射を抑制し、射精までの時間を延ばし、射精コントロール能力を向上させる効果があります。性行為中の緊張や焦りを軽減することで、心理的な早漏にも効果が期待できる薬剤です。
約75%の方に効果があるとされており、射精までの時間を通常の約4倍にまで延長できることが確認されています。また、射精までの時間を延長させることにより、パートナーの満足度も約2倍までアップしたという報告もされています。

プリリジー(ダポキセチン)の服用方法と副作用

1日1回コップ1杯程度の水または白湯で服用してください。30mgと60mgのタイプがあり、1日90㎎まで服用することができます。服用後60分~90分程で効果が現れ、約2~5時間ほど持続します。食事の影響はありません。一度服用したら24時間以上間隔を空けてください。アルコールとの併用は、副作用のリスクを高めるため避けることが望ましいとされています。
主な副作用として吐き気、頭痛、めまい、下痢、眠気、等がありますが、頻度は1~10%程とあまり高くはありません。また、複数回服用することで症状が見られなくなる方もいます。が、どうしても症状が気になる方は、一度医師に相談しましょう。用量の調節をすることで症状が緩和される事があります。

プリリジー(ダポキセチン)を服用できない方

プリリジー(ダポキセチン)は早漏治療に有効な薬ですが、一部の人は服用できない場合があります。以下に、プリリジー(ダポキセチン)の服用が禁忌または注意が必要なケースの一部を記載します。

・心不全、不整脈、心臓の弁の異常がある等重度の心疾患がある場合

・血圧の変動や迷走神経反射(立ちくらみや失神を引き起こす神経反応)の既往がある場合

・中度以上のの肝疾患がある場合。重度の腎障害がある場合

・うつ病や双極性障害の既往がある方

・MAO阻害薬、SSRI/SNRI、抗精神病薬やリチウム製剤、抗真菌薬(ケトコナゾールなど)、HIV治療薬(リトナビルなど)、トリプタン系薬(偏頭痛の治療薬)を服用中の方

・てんかん持ちの方

・乳糖不耐症の方

・グルコース・ガラクトース吸収不良症の方

・プリリジー(ダポキセチン)またはその成分にアレルギーを持つ方

・20歳未満、65歳以上の方

・プリリジー(ダポキセチン)は男性専用の薬剤であり、女性や妊娠中の方は服用できません。

プリリジー(ダポキセチン)の服用を希望する場合は、自身で判断せずに必ず医師の診察・処方を受けた上で服用してください。

早漏治療はギガクリニックまで

ギガクリニックでは、ダポキセチン製剤の他にも、リドスプレー等の早漏治療薬を取り扱っております。早漏の症状でお悩みの方は、ひとりで悩まずに是非一度ギガクリニックにご相談ください。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任