EDと漢方薬の併用について
2024.12.28
漢方薬の中には EDに効果がある薬もあります。EDの治療を希望しても持病等でED治療薬の服用が禁止されている方、ED薬の副作用が気になる方にとっては有効と言えます。
ED治療薬と漢方薬の違いと分類
ED治療薬は即効性があり、一時的に勃起を助ける対症療法で器質性EDに適しています。一方、漢方薬は体質や全身のバランスを整え、根本的な改善を目指す治療法で、心因性や慢性的な体調不良によるEDに効果的です。西洋医学はEDを「器質性」「心因性」「混合性」の3種類に分類し、漢方ではEDのことを「陰萎」と呼び、次の4種類に分けられます。
1.心身症状型(しんしんしょうじょうがた)
2.気血痰於型(きけつたんおがた)
3.脾胃湿熱型(ひいしつねつがた)
4.陽虚型(ようきょがた)
心身症状型の陰萎は心因性EDとなります。気血痰於型は身体的な要因で起こる器質性EDです。あと2つは特定の症状を伴ったEDです。脾胃湿熱型は胃腸障害を、陽虚型は四肢霊感や活動低下を伴ったEDとなります。
EDに効果的とされる漢方薬
漢方薬では症状そのものに対して効果が期待できます。漢方医学では症状に対して処方薬を組み合わせて治療していきます。
EDに効果が期待できる薬の例を見ていきましょう。
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
特徴: 腎虚(じんきょ)と呼ばれる体力低下や老化による症状に適した処方。
効果
精力の減退や疲労感の改善。
腎臓や泌尿器系の機能をサポート。 - 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
特徴: 八味地黄丸を基にさらに強化された処方。
効果
腰痛や足の冷え、しびれの緩和。
血流改善による下半身の機能向上。 - 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
特徴: 気虚(ききょ)と呼ばれる気力や体力の不足を改善する処方。
効果
全身のエネルギーを補い、疲労感を軽減。
勃起不全の原因となるストレスや過労をケア。 - 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
特徴: 神経過敏やストレスによる症状を抑える処方。
効果
精神的なストレスによるEDの改善。
リラックス効果で自然な勃起を促進。
漢方薬は心因性EDに有効、即効性を求める方はED治療薬を
漢方薬は心因性EDにとって効果的であり、ED治療薬であるバイアグラ(シルデナフィル )、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)と併用することにより、相乗効果も期待できます。
ただし、漢方薬は体質改善に効果はありますが、その効果が現れるまで時間がかかりますので、その点は注意が必要となります。当院では現在、漢方薬のご用意はございませんが、体質改善として複数の医療用サプリメントがございますので気になる方はご相談ください。
即効性を求める方にはED治療薬をお勧めいたします。
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記事監修
総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任