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ダイエットとは

2024.12.28

メタボ治療・メディカルダイエット治療の専門院であるギガクリニックではダイエット薬のサノレックス(マジンドール)・オルリファスト・ルセフィなどを処方しています。
日常でよくみかけるダイエットという言葉ですが、厳密には何を指しているのでしょうか?食事を制限して体重を減らす、運動をするなど漠然とイメージは湧きますが、今回は医学的にダイエットとはどういったものなのかお話したいと思います。

ダイエットとは

「ダイエット(Diet)」とは英語で規定食という意味で、健康保持や美容のために食事の量や種類を制限することです。現代の人は時間に追われ栄養が偏りがちな食生活を送っています。また、統計的にみても栄養過多の傾向があり、肥満に陥っている人の数は世界で12億人という統計もあり、3人に1人は肥満ということになります。
ダイエットは摂取カロリー<消費カロリーの状態を保つことが必要です。食事のカロリーに一定の上限である総摂取生理的熱量(カロリー)を設定します。カロリーとは摂取する食物から得られる栄養学的熱量や、運動や代謝によって消費されるエネルギーのことで成人の平均は1800~2300kcalといわれています。普段食べる食材のkcalはどれくらいでしょうか?例えばご飯一膳で220kcal、牛丼620kcal、カツカレーは950kcal、チャーハン750kcal、唐揚げ定食750kcal、ラーメン500kcal、カルボナーラ800kcalなどです。これらを毎日記録するダイエット法もあるくらいですから自分の食べた食事のカロリーを知ることは大事になります。

肥満度がわかるBMI(Body mass Index ボディマス指数)

BMIとは体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数のことで、その数値により肥満度がわかります。目標は、3ヶ月で体重の5%減。生活習慣の改善のためには、短期決戦の急激なダイエットは逆効果です。あくまで生活習慣を改善することで発病のリスクを取り除くということを一番に考えましょう。
※BMI(ボディ・マス・インデックス)で計算します。
BMI=体重(kg)÷ [ 身長(m)× 身長(m) ]

BMI判定日本肥満学会による肥満判定基準
BMI 判定
18.5未満 やせ
18.5以上25未満 正常域
25以上30未満 肥満(1度)
30以上35未満 肥満(2度)
35以上40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

理想的な摂取カロリーは身長から計測できる

身長に対して理想とされる標準体重というものがあります。これは計算式があり、そこから1日に必要な摂取カロリーを算定することが可能です。まず標準体重の公式から算出します。
標準体重=身長×身長×22
例えば170cmの人なら1.70×1.70×22=63.58kgが理想の体重です。
1日に必要なカロリーはこの体重に25~30を掛けた数字です。
63.58×25=1589.5kcal
63.58×30=1907.4kcal
つまり身長170cmの方は64kgが理想体重で摂取カロリーは1590~1908kcalということになります。
厳密には性別・年齢・一日の運動量などでその人にあった必要摂取カロリーが算出されますが、まずは自分の身長から目標(摂取カロリー)を設定することからダイエットは始まります。理想体重に近づけるように摂取カロリーを制限したり、運動でカロリーを消費することが重要です。

肥満になる生活習慣

肥満とは述べてきた標準体重以上の方と内臓脂肪が多い方も含まれます。カロリーを制限することはこれまでの食生活を見直す必要があります。減らす成分としては脂質、飽和脂肪酸、糖質、炭水化物、塩分、糖分などが挙げられます。

この中でも飽和脂肪酸は血管に張り付き血管が脆くなる原因となり、健康への悪影響が強い成分になります。飽和脂肪酸が多く含まれるのはラードやバター、バラ肉、鳥皮などです。肉類は中性脂肪やコレステロールを増やす飽和脂肪酸を多く含むので、摂りすぎには注意が必要です。

パンや餅などの穀物、パスタやラーメンなどの麺類、芋類などの野菜、りんごや柿といった果物、砂糖やはちみつなどの調味料は炭水化物で、摂り過ぎると確実に肥満の原因となりますが、体に必要な栄養素でもありますし、他にも重要な栄養素がたくさん含まれています。炭水化物の含まれるお米やパンは一切食べない…と極端な制限をするのではなく、例えば夕食だけお米を半分にする等、無理なく飽きないように食事の工夫をすることも重要です。

また、座りがちな生活習慣も肥満の原因となります。有酸素運動が脂肪を燃焼させることはよく知られています。肥満の程度によって、ウォーキングや水中運動など有酸素運動を継続して行います。肥満の状態によっては膝などの関節をいためたり、肺や心臓などの内蔵に負荷を与えかねません。負担の少ない運動から徐々に始めるのがよいでしょう。
筋肉トレーニングも有効です。筋肉量を増やすことで消費エネルギー量をアップさせます。加齢により筋肉量が減っていくと基礎代謝も下がり、生命維持のために消費する最低限のエネルギーの消費されにくくなります。年齢を重ねてからでも筋力を上げることは可能なので、無理をせず取り組むことが重要です。準備運動(ウォーミングアップ)と、整理運動(クールダウン)も大切です。怪我の予防と疲労を残さないために、筋や関節をほぐしたり、伸ばすストレッチが効果的です。

ダイエット薬の処方

ダイエットには生活習慣の改善に加え、ダイエット薬の服用も有効です。
肥満は糖尿病、高血圧、脳血管障害、虚血性心疾患などの重要な危険因子です。
ギガクリニックでは肥満やメタボリックシンドロームでお悩みの方にサノレックスやオルリファスト、ルセフィなどのダイエット薬を処方しております。サノレックスは満腹中枢に作用し食欲を抑制する薬。オルリファストは食事の油分を30%カットして便として出す薬。ルセフィは体内での糖の吸収を抑制し尿として排出させる薬です。

ダイエット薬の処方には専門の医療機関・クリニックなどで医師の診察が必要です。
ギガクリニックでは、専門医の診察の上、院内処方で当日中にダイエット薬をお出しすることができます。お気軽にご来院・ご相談ください。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任