勃起時の硬さは十分?硬さの目安とEDの可能性を解説
勃起時の硬さが「以前より弱くなった気がする」「十分なのか判断しづらい」と感じることは多くの男性が一度は経験する悩みです。実は勃起の硬さは体調・ストレス・生活習慣・加齢など、さまざまな要因によって変化します。しかしそれが正常な範囲なのか、あるいはED(勃起機能の低下)のサインなのか自分では判断しにくいものです。
本記事では勃起の硬さを判断する目安、そしてEDの可能性についてわかりやすく解説します。正しい知識を持つことで過度に不安にならず、必要な対策をとることができます。

💡この記事でわかること
| ✓ 勃起時の硬さの基準 ✓ 勃起時の硬さや症状からみるED可能性 |
自分の状態を知ろう!勃起時の硬さセルフチェック
勃起の硬さは男性の健康状態を知るための大切なサインです。しかし自分ではなかなか“どの程度が普通なのか”判断しづらいものです。そこで役立つのが、勃起時の状態を客観的に評価できるセルフチェックです。まずは今の自分の状態を正しく理解し、安心や改善への第一歩につなげていきましょう。
EHS(Erection Hardness Score)による勃起時の硬さチェック!
自己申告による評価スケールです。0〜4のグレードで勃起の硬さを評価します。医療機関でも、EDの簡易チェックや治療効果をみる指標として使われています。 理想はグレード4とされていますが、グレード3でも性行為は可能です。グレード3の場合、ご自身の性行為に対する満足感がない場合は治療対象となります。
| グレード | 状態の説明 | 硬さのイメージ |
| 0 | 陰茎は全く大きくならない | |
| 1 | 陰茎は大きくなるが、硬くはない | こんにゃく |
| 2 | 陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない | みかん |
| 3 | 陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない | グレープフルーツ |
| 4 | 陰茎は完全に硬く、硬直している | リンゴ |
勃起の硬さを測る器具はある?
「勃起の硬さ」を正確に測る器具というのは市販されているものはあまり一般的ではなく、大部分は医療・研究用途に限られるものが多いです。ただし、いくつか関連・近似する方法・機器があります。
勃起の硬さを測る主な方法・器具
陰茎プレチスモグラフィー(Penile plethysmograph)
血流の変化や陰茎のサイズ変動を測定する方法です。 液体金属入りのループやストレインゲージ(変形に応じて抵抗が変わるセンサー)を陰茎に巻くようなタイプもあります。これは主に研究などで使われるもので、一般向けに簡単に買って使えるもの、というわけではありません。
健康トラッキング系のウェアラブルリング
最近、夜間勃起(ノクターナル勃起)をモニターする指輪型デバイスも登場しています。
ただし、これらは「硬さを正確な数値(N/m²など)で測る」のではなく、勃起の頻度・時間・ある程度の強さ(推定)をスマホアプリに送るといった形態が多いです。
「これってED?」と懸念する初期症状からED可能性を確認しましょう
EHSを用いた勃起時の硬さの自己評価の指標の他、勃起の硬さが「以前より弱い」「なんとなく物足りない」と感じることはありませんか? 実はその小さな変化が、ED初期症状のサインである場合があります。放っておくと自信の低下や性生活の悩みにつながることもあるため、まずは現在の状態からEDの可能性を探ってみましょう。
勃起はするものの挿入できるほどの硬さがない
「勃起自体はするものの挿入できるほどの硬さまで到達しない」そんな状態はEDの初期に見られやすいサインのひとつです。EHSの指標のグレード2、みかんのような硬さが目安の状態です。陰茎が十分に硬くならない背景には、血流が必要なレベルまで高まっていないことが関係している場合があります。見た目には勃起していても内部の海綿体に流れ込む血液量が不十分だと実際の硬さが足りず、不安や焦りからさらに状態が維持できないという悪循環につながることも。こうした小さな変化に気づくことが適切な対処や改善のための大切なステップになります。
性行為の途中で萎えてしまう(中折れ)
性行為の途中で勃起が維持できない、いわゆる「中折れ」は多くの男性が一度は経験するごく自然な現象です。しかしこれが繰り返し起きる場合、陰茎への血流が十分に行き届いていないことが原因となっている可能性があります。血流が弱くなると勃起が続きにくくなり、途中で萎えてしまうことが増えてしまいます。ストレスや疲労など一時的な要因で起こることもありますが、体のサインとして早めに気づいておくことが改善の第一歩になります。
中折れに関して詳しく知りたい方は「中折れとは? ~中折れについて徹底解説~」もご確認ください。
朝立ちの回数が減った、または全くなくなった
「以前は毎日のようにあった朝立ちの回数が減った、あるいはまったくなくなった」こうした変化は勃起機能の低下を示すサインのひとつです。朝立ちは睡眠中に自然な血流が陰茎に行き渡ることで起こる現象であり、健康な勃起機能のバロメーターとも言えます。この回数が減るということは陰茎に十分な血液が流れ込まず、勃起が維持できない状態になっている可能性があることを示しています。単なる加齢や疲労だけでなく、早めに生活習慣や体の状態を見直すきっかけとして捉えることが大切です。
詳しくは「朝立ちはなぜおこる?」でご紹介していますのでぜひご覧ください。
以前よりも性的な欲求が低下した
以前に比べて性的な欲求が低下してきたと感じることは勃起機能やホルモンバランスの変化のサインかもしれません。性的欲求の低下は陰茎への血流の変化やテストステロンなどの性ホルモンの減少と関連していることがあります。その結果、勃起自体はしても維持できない、あるいは硬さが不十分と感じることが増える場合があります。欲求の変化は加齢や生活習慣の影響も受けますが、無視せずに自分の状態を確認することで改善や対策の第一歩につながります。
詳しくは「男性の精欲減退はなぜおこる?」でご紹介していますのでぜひご覧ください。
上記いずれかの症状がみられる場合にはEDの可能性が否定できません。勃起時の硬さを上げるためのセルフケアとして生活の改善やマッサージ方法がありますが、詳しく知りたい方は「勃起力とは?低下の原因は?|高める方法と硬さ・持続力アップの秘訣」も併せてご確認ください。
セルフケアで改善が見られない場合は専門クリニックへの相談も検討しよう
生活習慣の見直しやストレス管理など自分でできるセルフケアは大切ですが、それだけでは変化が感じられない場合もあります。勃起の問題は血管・神経・ホルモン・心理状態など複数の要素が絡むため、専門的な視点で原因を確認しないと改善につながらないことも珍しくありません。
当院のような専門のクリニックではプライバシーに配慮した環境で状態を丁寧に確認し、必要に応じて安全性の高い選択肢やサポートを受けることができます。一人で悩み続けるよりも専門家の意見を取り入れることで安心感が得られたり、次に取るべきステップが明確になったりすることも多いものです。
セルフケアで変化が見られないと感じたら早めに相談を検討することが心身の負担を軽くし、前向きな改善につなげる第一歩になります。
まとめ
勃起時の硬さは性生活だけでなく、体全体の健康や心の状態を映すサインでもあります。もし硬さの低下や不安を感じたら、まずは生活習慣の見直しやストレス対策といったセルフケアを試してみましょう。それでも改善が見られない場合や不安が続く場合は、専門クリニックでの相談やカウンセリングを受けることが、安心して改善へ進む近道です。
ギガクリニックは現在全国で19院を展開しており、のべ1万人以上の治療実績があります。オンライン診療も行っておりますので、遠方にお住まいの方も是非お気軽にお問い合わせください。ED治療の経験が豊富な医師が患者様に最適な治療プランをご提案いたします。
勃起時の硬さ不足についてよくある質問
勃起時の硬さの目安はありますか?
EHS(Erection Hardness Score)という指標があり自己評価が可能です。フルーツで硬さの目安が示されているためご自身の勃起時の硬さはこれらの指標で評価することができます。
ふにゃちんはEDですか?
「ふにゃちん」という状態が いつ・どのような場面で起きているか によってEDかどうかは異なります。 一時的な疲れ、緊張、寝不足、飲酒、ストレスなどでも勃起しにくくなることはあり、これだけでEDと断定されるわけではありません。ただし、
- 性的刺激があっても十分に硬さが得られない
- 以前より明らかに硬さが低下した
- このような状況が数週間〜数か月続く
といった場合には、EDが関係している可能性があります。
勃起の硬さが一定しないのはなぜですか?
勃起の硬さがその時々で変わる・維持が難しいのは珍しいことではありません。勃起は血流・神経・ホルモン・心理状態が組み合わさって起こるため、どれかが少し変化するだけでも硬さに影響が出ることがあります。
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記事監修

総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任
