EDにも効果はある？温泉とEDについて

公開日：2025.06.11

更新日：2025.12.15

「温泉に入ると体が軽くなる」「心までほぐれる」
そんな感覚を持ったことがある方は多いのではないでしょうか。実はこの“リラックス効果”や“血行促進作用”は、ED（勃起不全）と深い関係があります。
今回は、温泉とEDの関係性について分かりやすく解説します。

💡この記事では下記の情報を得ることができます

✓ 温泉がEDに効く？自然の力と男の悩み
✓ 温泉がもたらす「血流」と「自律神経」への作用
✓ 高温環境には注意！入り方にもコツがある

温泉がEDに効く？自然の力と男の悩み

結論から言うと温泉はEDを“直接治す治療法”ではありませんが、ED改善をサポートする効果は期待できます。単なるリラックス目的に思える温泉ですが、実はEDの原因に対して「体」と「心」の両面からアプローチできるポテンシャルを持っています。
ED（勃起不全）とは、年齢やストレス、生活習慣の影響で多くの男性が抱える悩みのひとつ。EDによって自信をなくしている男性に、温泉はどのようなサポートをしてくれるのでしょうか？

（EDについてはこちらの記事もあわせてご確認ください：https://giga-clinic.jp/column/1584/）

温泉がもたらす「血流」と「自律神経」への作用

EDの大きな原因の一つが血流不足、つまり血流の悪化があります。

勃起は陰茎の血管に血液が集まることで起こる現象ですが、加齢やストレス、喫煙、運動不足などで血管機能が低下するとうまく勃起できなくなってしまいます。
そこで注目したいのが温泉の持つ自然療法的な効果です。

血行促進によるサポート効果

温泉で体を温めると血管が拡張し、全身の血行が良くなります。これにより、

陰茎周辺の血流が改善しやすくなる
冷えや筋肉の緊張が和らぐ

といった間接的なED改善効果が期待できます。

自律神経を整える効果

また、勃起には副交感神経（リラックス状態）が深く関係しています。
温泉入浴には、

ストレス軽減
緊張や不安の緩和
睡眠の質向上

といった作用があり、心因性EDの方には特にプラスに働きます。

緊張状態にあると交感神経が優位になり、身体は戦闘モードに入ってしまいますが、温泉に浸かることでリラックス状態へと切り替わり、心身ともに安心感を得られます。ストレスがほぐれ、焦りや不安から解放されることで、自然と性的な反応も回復しやすくなります。

注意点：温泉だけでEDは治らない

温泉はあくまで補助的なケアです。

血管障害
加齢
糖尿病・高血圧
ホルモン異常

などが原因の場合、温泉だけでの改善は難しいのが現実です。

高温環境には注意！入り方にもコツがある

とはいえ、温泉がすべてにおいて良い効果をもたらすとは限りません。

特に「高温環境」には注意が必要です。熱すぎる湯に長時間浸かると逆に身体に負担がかかり、自律神経のバランスを乱す恐れがあります。体温が上がりすぎると一時的に血圧が下がり、ふらつきや疲労感を引き起こすことも。これではむしろ逆効果になりかねません。
理想的なのは40℃前後のぬるめの湯にゆったり浸かること。

15〜20分を目安に半身浴や寝湯を取り入れると、心拍や血流にも無理がなく、心地よいリラックス効果が得られます。温泉地の自然環境そのものも心の疲れを癒やす大きな要素となります。