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ミノキシジルとリジン

2024.12.30

AGA(薄毛)治療薬で有名なのは、プロペシア(フィナステリド)・ザガーロ(デュタステリド)・発毛効果のあるミノキシジルなどがあります。そして、AGA治療薬と併用することでより改善に期待が出来る栄養素が「リジン」です。
また、毛髪に必要な亜鉛なども併用することで改善の期待が出来ます。
しかし、リジンがどんな働きや効果があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、発毛効果があるミノキシジルとリジンの関係性などについて説明します。

ミノキシジルとは
ミノキシジルとは、もともと高血圧症の治療薬として血圧を下げる目的で開発された薬剤で、アメリカのアップジョン社(現在のファイザー社)により、1960年代から開発が進められ製品化されました。
そして、1979年からアメリカで高血圧症治療薬の内服薬として使用されましたが、治療中の患者に薬の副作用で多毛症が認められたことから、改めて発毛剤の成分として開発が進められました。
その後、1988年に厳しい臨床試験を経て有効性が認められ、医薬品としてミノキシジル配合の発毛剤が承認されたのです。
ミノキシジル配合の発毛剤として海外では「ロゲイン」や「リゲイン」の商品名で販売されていますが、日本国内では一般用医薬品として大正製薬から「リアップ」が市販され人気が出ています。
ミノキシジルは、リアップのような頭皮に塗布する外用薬タイプと直接体内に取り込む経口薬タイプのミノキシジルタブレットがあります。

ミノキシジルの効果
ミノキシジルは、高血圧症の治療薬として開発された為、血管拡張作用があります。
血管が拡張されると血行が良くなり、頭皮に栄養を行き渡らせ、毛髪が成長しやすい環境を作ることが出来ます。
また、ミノキシジルが分泌させる「アデノシン」は、血管を修復する作用が毛母細胞に直接働きかけ、活性化させることにより細胞を増殖させます。
そして、毛髪の成分であるタンパク質の生成を促す役割もある為、発毛効果が高いのです。
また、ミノキシジルは外用薬よりも経口薬の方が効果は高いと言われています。

リジンとは
リジンとは、必須アミノ酸のひとつで、人体を構成するタンパク質の組み立てに必要不可欠な栄養素です。
体内で合成することができない為、食品から1日に必要な量を摂取しなければならず、食品からリジンのみを摂取することはできませんので、不足しないように気をつけなければいけません。
リジンは、生体のたんぱく質中に2~10%含まれていることが確認されており、牛乳の中から発見されました。
動物性たんぱく質に多く含まれている為、肉類・魚介類・乳製品・大豆などに多く含まれています。
リジンは、ホルモンや抗体、酸素などをつくる機能を担っており、ブドウ糖の代謝をよくして集中力を高める働きをし、カルシウムなどの吸収を促進する他、肝機能の強化などの効果もあり、体の組織の成長や修復に大きく関わっています。
また、脂肪の燃焼に必要なカルニチンの原料でもあります。

リジンと薄毛改善の関係
イギリスにあるバイオサイエンティフィック社が、男女問わず様々な原因による薄毛・脱毛症の治療にリジンが有効か研究。改善効果があることを証明し、リジンによる脱毛治療法をアメリカで特許を取得しました。
この研究には、強力な脱毛作用のある男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)などによる男性型脱毛症(AGA)も含まれ、広範囲な脱毛症対策に有効な成分であることがわかっています。
リジンは、たんぱく質の組み立てに必要不可欠な栄養素の為、リジンの効能によりタンパク質の生成を促して発毛を助ける効果があると言われています。
リジンの摂取量が不足すると、例え毛髪の成分となるたんぱく質を積極的に摂取しても、毛髪として合成させることができません。
さらにタンパク質は、心臓・脳・筋肉・血液といった生命維持にとって欠かせない器官から優先的に消費されますので、毛髪は後回しになり、タンパク質をうまく摂取できないと、薄毛が進行する原因にもなるのです。
リジンは、毛髪の正常なヘアサイクルをサポートしますので、今ある大切な毛髪を抜けにくくし、寿命までしっかり維持する為、毛根に活力を与え、新しい毛髪が生えてくる手助けをする効果があります。
近年、発毛・育毛分野でリジンが注目されています。
また、リジンはミノキシジルを摂取した時に吸収率を高める効果があると言われ、リジンのコラーゲンの生成を良くし、頭皮にハリや柔らかく弾力があり保湿された頭皮環境の状態にします。コラーゲンは、タンパク質の一つですので毛髪の発毛には欠かせません。
そして、ミノキシジルで血行を促進し、栄養を行き渡らせ毛母細胞を活性化させることで発毛効果を高めることが出来ます。
このようにミノキシジルとリジンを併用することで相乗効果が得られると言われています。
リジン単体でも発毛・育毛の効果はありますが、リジンだけ摂取したからといって劇的に改善するという訳ではありませんので、AGA治療薬のミノキシジルなどと併用することをお勧めします。

リジンの効果
・発毛・育毛の促進
・疲労回復
・集中力の低下を防ぐ
・肝機能の向上
・免疫力のアップ
・カルシウムの吸収の促進
・コラーゲンの生成のサポート

リジンの副作用
リジンは、医薬品などと違い安全性が高く、基本的に副作用の心配はないと言われていますが、過剰摂取すると副作用が出ることもあります。
主に以下のような症状が現れます。
・胃痛
・下痢
・疲労感
・めまい
・貧血
・肝機能障害

たくさん摂取すればいいというものではありませんので、過剰摂取にならないよう気をつけましょう。

薄毛(AGA)治療ならギガクリニックへ
AGAに悩んでいる方、すでに治療を開始しているが効果をもっと高めたいとお考えの方はAGA治療薬とリジンの併用をお勧めします。
また、毛髪の栄養素になる亜鉛やビタミン類もお勧めです。
ギガクリニックは、AGA治療薬の他にもリジンや亜鉛なども取り扱っております。
また、診察料は頂いておりませんので、ギガクリニックまでご相談下さい。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任