コラムCOLUMN

AGAの多角的治療方法

2024.12.30

男性型脱毛症(AGA)は、フィナステリドとデュタステリドのような薬剤を使用した治療が一般的です。AGAは、遺伝的な要因によって引き起こされる髪の毛の問題で、遺伝的に感受性のある個人に影響を及ぼします。この記事では、AGAの原因と治療方法について詳しく説明します。

AGAの原因

AGAは、遺伝的な要因が関与することが多く、特に男性ホルモンであるテストステロンの代謝に関連しています。AGAの主要な原因として以下の要因が挙げられます。

・遺伝的要因: AGAは、家族歴に強く関連し、特定の遺伝子の変異がリスクを高める要因とされています。親や母方の祖父がAGAである場合、遺伝的感受性が子供にも受け継がれる可能性が高まります。
ヒトは、生まれてくる子供の性を決定する2つの性染色体、男性は「XY」・女性は「XX」という組み合わせを持っていて、男性は、母親のX染色体と父親のY染色体を受け継ぎます。染色体は、親の遺伝子情報を子に引き継ぐ役割があるのですが、X染色体は薄毛の遺伝子を持つことがわかっています。母親に薄毛の人がいれば、子供にも遺伝が引き継がれます。薄毛の遺伝子を持つとされるX染色体は、母方も祖父の遺伝子情報を引き継ぎます。

・ホルモン: テストステロンは男性ホルモンで、特にDHT(ジヒドロテストステロン)という代謝物が薄毛の原因とされています。遺伝的に感受性のある髪毛の毛包は、DHTの影響を受けやすいとされています。

・ヘアサイクルの異常: 髪の毛は成長期・休止期・退行期と 3つの段階を繰り返すヘアサイクルがあります。AGAは、成長期が短くなり、休止期が長くなることがあります。これがAGAの要因の一つとされています。

AGAの治療方法(フィナステリド・デュタステリド)

AGAの治療方法についてお話します。

・フィナステリドとデュタステリド: これらの薬剤はDHTの生成を抑制し、薄毛や抜け毛を防ぐことができます。フィナステリドもデュタステリドもテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する5α還元酵素の作用を抑える抑制作用がありフィナステリドは6割弱、デュタステリドは9割強の抑制力があります。デュタステリドの方が抑制力が強いが、そのために肝機能障害、性機能障害等の副作用のリスクも高まることがあるので、しっかり医師と相談して選ぶことが重要です。

・健康的な生活習慣: 健康的な食事、ストレスの管理、適切なヘアケアなど、生活習慣の改善も薄毛や抜け毛の進行を遅らせるのに役立つことがあります。

また、頭皮の血行を改善して発毛効果を促すミノキシジルと併用も効果的です。
ミノキシジルは、薄毛や抜け毛の治療に用いられる薬剤で、内服薬および外用薬で提供されています。その治療効果について詳しく説明します。

ミノキシジルの内服薬と外用薬

・外用薬:(ミノギシジルローション)
ミノキシジルの外用薬は、頭皮に直接塗布される液体やフォームの形態で提供されています。
毛包を刺激し、血流を増加させ、髪の成長を促進します。
初期の薄毛や抜け毛の段階から使用されることが一般的で、市販品や 処方箋を必要としない製品も多く存在します。

・内服薬:(ミノギシジルタブレット)
ミノキシジルの内服薬は、頭皮への血液供給を増加させる作用を持ち、抜け毛を減少させるために内服されます。
元々、高血圧の治療に使用されていた薬剤で、その後、薄毛や抜け毛の治療にも効果があることが発見されました。

ミノキシジルの治療効果

ミノキシジルは、多くの方にとって効果的な薄毛治療法として知られています。
その効果は以下の通りです。

・髪の成長促進: 毛包を刺激して成長期の長さを増加させることにより、新しい髪の毛が生え、既存の髪の毛が太くなり、薄毛が改善される可能性があります。
・早期対応: 初期の薄毛や抜け毛段階から使用できる為、早期の対応が可能です。治療が早い段階で始まれば、より効果的な結果が期待できます。
・有効性: ミノキシジルの効果は個人によって異なります。一部の人には劇的な結果が見られ、一部の人にはわずかな改善しか見られないこともあります。個々の体質や遺伝的要因が影響する可能性があります。
・安全性: ミノキシジルは、比較的安全な薬剤で、重大な副作用はまれです。外用薬のミノキシジルは、頭皮に直接塗布する為、全身への吸収が限定的で、安全とされています。ただし、内服薬としてのミノキシジルは、医師の指導に従って使用することが重要です。
・持続性: 一度治療を中断すると、その効果も減少する可能性があります。継続的な使用が重要です。

ミノキシジルは、AGA治療に有効な治療法の一つです。ただし、効果等に個人差がある為、治療前に医師との相談が大切です。
また、ミノキシジル以外にもフィナステリドやデュタステリドとの併用が効果的な為、多角的に治療することが重要です。
是非一度ギガクリニックへご相談下さい。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任