フィナステリドとデュタステリドの違いとは?|AGA治療薬の選び方と正しい使い方
「最近、抜け毛が増えてきた気がする……」
「フィナステリドとデュタステリドってよく聞くけど、結局どっちがいいの?」
AGA(男性型脱毛症)に悩み始めた方の多くが最初にぶつかるのがこの疑問です。
実際、どちらもAGA治療でよく使われる代表的なお薬ですが「なんとなく強そう」「とりあえず有名だから」といった理由で選んでしまうのはあまりおすすめできません。
というのも、この2つの薬は似ているようでいて作用の範囲や効果の強さ、向いている進行度がそれぞれ異なるからです。つまり自分の症状に合ったものを選べているかどうかで、治療効果に大きな差が出てしまうこともあります。
AGA治療は「どの薬を使うか」だけでなく、いつ始めるか・どう組み合わせるかも非常に重要です。
この記事ではフィナステリドとデュタステリドの違いをわかりやすく整理しながら、どちらを選ぶべきか、どう使い分けるべきかまで丁寧に解説していきます。
これから治療を検討している方も、すでに始めている方も、ぜひ参考にしてみてください。

💡この記事でわかること
| ✓ フィナステリドとは ✓ デュタステリドとは ✓ フィナステリドとデュタステリドの違い ✓ AGAの進行度別おすすめ治療 ✓ ミノキシジルとの併用 ✓ ジェネリック医薬品について ✓ 副作用と安全性 ✓ その他のAGA治療について |
フィナステリドとは
フィナステリドはAGA治療の基本薬として広く使用されている内服薬です。
【服用方法】
1日1回、通常は1mgの錠剤を服用します。食事の有無に関係なく服用可能です。
服用のタイミングは特に決まっていませんが、飲み忘れを防ぐ為にも毎日同じ時間に服用することが望ましいでしょう。
また飲み忘れても、翌日に2錠纏めて服用する事はやめましょう。
【効果】
5αリダクターゼという酵素を抑制し、これによってテストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換を阻害します。
DHTは男性型脱毛症の原因となるホルモンであり、フィナステリドはその生成を抑えることにより、脱毛の進行を遅らせる効果があります。
特徴
- 比較的マイルドな作用
- 初期〜中等度のAGAに適応
- 抜け毛の進行抑制が主目的
デュタステリドとは
デュタステリドは、より強力にDHTを抑制する薬剤です。
【服用方法】
1日1回の服用が推奨されており、通常は0.5mgの錠剤を服用します。
フィナステリドと同様に食事の影響は受けませんので、服用のタイミングは個人のライフスタイルに合わせて調整できます。
【効果】
フィナステリドと同じく5αリダクターゼを抑制しますが、フィナステリドとは異なり「Ⅰ型」「Ⅱ型」両方の5αリダクターゼを両方とも抑える作用があります。これによりデュタステリドはフィナステリドよりもDHTの生成をより強力に抑制することができます。そのため、脱毛症に対する効果がフィナステリドよりも強力で、特に進行したAGAの治療に有効とされています。
特徴
- 広範囲に強力なDHT抑制
- 中等度〜進行したAGAに適応
- 発毛効果の向上が期待される
フィナステリドとデュタステリドの違い
前述の通り、フィナステリドは主にⅡ型の5αリダクターゼを抑制します。
この酵素は前立腺や毛根に多く存在し、男性型脱毛症(AGA)の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を生成する役割を担っています。
デュタステリドはⅠ型の5αリダクターゼとⅡ型の5αリダクターゼ両方を抑制します。
このため、デュタステリドはフィナステリドよりも強力にDHTの生成を抑えることができます。
つまりデュタステリドの方がより広範囲で効果を発揮します。
| 項目 | フィナステリド | デュタステリド |
| 抑制酵素 | Ⅱ型のみ | Ⅰ型+Ⅱ型 |
| 効果 | マイルド | 強力 |
| 適応 | 初期〜中等度 | 中等度〜進行例 |
AGAの進行度別おすすめ治療
AGAは「気づいたときには進んでいる」と言われることも多い進行性の脱毛症です。
そのため大切なのは、今の状態に合った治療を選ぶことです。
「とりあえず強い薬を使えばいい」というわけではなく、進行度に応じて適切にステップを踏むことで、無理なく・効率よく改善を目指すことができます。
初期(抜け毛が増えてきた・分け目や生え際が気になる)
この段階ではまだ見た目の変化が大きくないケースも多いですが、AGAはすでに始まっている状態です。
おすすめの治療:
- フィナステリド単剤
まずは抜け毛の原因であるDHTを抑えることで、これ以上進行させないこと(守りの治療)が重要になります。
このタイミングで治療を始められると将来的な薄毛の進行を大きく抑えられる可能性があります。
中等度(薄毛がはっきり分かる・ボリュームが減ってきた)
「髪が細くなってきた」「地肌が透けて見える」と感じる段階です。
この頃になると、進行抑制だけでなく発毛も意識した治療が必要になります。
おすすめの治療:
- デュタステリド
または - フィナステリド+ミノキシジル併用
より強力にDHTを抑えるデュタステリドや発毛を促進するミノキシジルを組み合わせることで、守りと攻めのバランスを取った治療が効果的です。
進行例(明らかな薄毛・頭頂部や生え際の後退が進んでいる)
この段階ではヘアサイクルの乱れがかなり進んでいるため、複合的なアプローチが必要になります。
おすすめの治療:
- デュタステリド+ミノキシジル(内服または外用)
- 状態に応じた複合治療(カクテル療法など)
ここまで進行している場合は単剤治療だけでは十分な改善が得られないこともあるため、医師の管理のもとでしっかりと治療方針を組み立てていくことが重要です。
ミノキシジルとの併用
AGA治療では「抜け毛を止める」だけでなく「髪を生やす」ことまで考えるかどうかが大きなポイントになります。
そこで重要になってくるのが、ミノキシジルとの併用です。
フィナステリドやデュタステリドはDHT(脱毛の原因物質)を抑えることで抜け毛の進行を防ぐ“守りの治療”です。
一方でミノキシジルは頭皮の血流を改善し、毛根に栄養を届けやすくすることで発毛を促す“攻めの治療”という位置づけになります。
なぜ併用が推奨されるのか
AGAは「抜ける量が増える」+「生えてくる力が弱くなる」という、2つの問題が同時に起きている状態です。
そのため、
- フィナステリド/デュタステリド → 抜け毛を抑える
- ミノキシジル → 発毛を促す
というように両方にアプローチすることで、より効率的な改善が期待できます。
実際、単剤での治療よりも併用した方が発毛効果を実感しやすいケースは少なくありません。日本皮膚科学会のガイドラインでも、これらの併用療法が推奨されています。
ミノキシジルの種類
ミノキシジルには主に2つのタイプがあります。
- 外用薬(塗り薬)
→ 頭皮に直接塗布するタイプ。比較的始めやすい - 内服薬(飲み薬)
→ 全身に作用し、より強い発毛効果が期待される(医師の管理下で使用)
症状の進行度や生活スタイルに合わせて、適した方法を選択しましょう。
併用時の注意点
ミノキシジルは有効性が高い一方で、体質によっては以下のような症状が出ることがあります。
- 動悸
- むくみ
- 多毛(体毛が増える)
そのため、自己判断での使用ではなく、医師の指導のもとで適切に使用することが重要です。
発毛を重視するなら併用が基本
「現状維持でいい」のか「しっかり増やしたい」のかによって、治療の考え方は変わります。
- 現状維持 → フィナステリド単剤でも可
- 発毛を目指す → ミノキシジル併用が推奨
特に「見た目の変化を実感したい」という方には、併用療法が現実的な選択肢となります。
無理にすべての治療を行う必要はありませんが、目的に合わせて適切に組み合わせましょう。
ジェネリック医薬品について
AGA治療を検討されている方の中には「できるだけ費用を抑えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで知っておきたいのが、フィナステリドやデュタステリドのジェネリック医薬品(後発医薬品)の存在です。
ジェネリック医薬品とは?
先発医薬品(いわゆる新薬)の特許が切れたあとに、同じ有効成分を使って製造される薬のことです。
つまり、
- 有効成分は同じ
- 効果や安全性も同等と認められている
というのが大前提になります。
「安い=効き目が弱いのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃいますが、国の基準をクリアした医薬品のみが流通しているため、基本的には同等の効果が期待できます。
なぜ価格が安いのか
ジェネリック医薬品が安い理由は、主に「開発コストの違い」です。
先発医薬品は長い年月と多額の費用をかけて開発されていますが、ジェネリックはすでに有効成分が確立されているため、その分コストを抑えることができます。
その結果、同じ治療内容でも費用負担を軽減できるのが大きなメリットです。
AGA治療とジェネリックの相性
AGA治療は数週間ではなく数ヶ月〜年単位で継続することが前提です。
そのため、途中でやめてしまうと効果が十分に得られないこともあります。
そこで重要になるのが「無理なく続けられるかどうか」です。
ジェネリック医薬品を選択することで、
- 毎月の負担を抑えられる
- 長期継続しやすくなる
といったメリットがあり、結果的に治療効果の維持にもつながります。
注意点(個人輸入について)
インターネット上では海外製の安価な薬が販売されていることもありますが、個人輸入には注意が必要です。
- 偽造薬のリスク
- 成分量が不明
- 健康被害の可能性
といった問題が報告されています。
AGA治療薬は必ず医療機関で処方を受けることが安全かつ確実です。
副作用と安全性
フィナステリド・デュタステリドは比較的安全性の高い薬剤ですが、副作用の可能性もあります。
■ 主な副作用
- 性欲減退
- 勃起機能への影響
- 肝機能異常(まれ)
発現頻度は高くありませんが、気になる症状がある場合は医師へ相談してください。
自己判断での服用や個人輸入はリスクが伴うため、必ず医療機関で処方を受けることが重要です。
副作用と安全性
フィナステリドやデュタステリドはAGA治療において広く使用されている薬剤であり、適切に使用すれば安全性の高い治療法とされています。
ただし、医薬品である以上、一定の副作用の可能性があることも理解しておく必要があります。
主な副作用
- 性欲減退
- 勃起機能への影響
- 肝機能異常(まれ)
よく知られているものとしては性欲の低下や勃起機能への影響など、いわゆる性機能に関する変化が挙げられます。これらはすべての方に起こるわけではなく、実際の発現頻度は高くありません。服用を中止することで改善するケースも多く報告されています。
まれではありますが肝機能への影響が指摘されることもあります。日常的に強い症状が出ることは少ないものの、AGA治療薬は長期的に服用する薬であるため、体調の変化に気づいた際には早めに医師へご相談ください。
一方で過度に不安になる必要はありません。これらの薬剤は長年にわたり使用されており、適切な診察と管理のもとで使用すればリスクは十分にコントロール可能です。
むしろ自己判断で服用を中断したり、市販や個人輸入の不確かな薬を使用することの方がリスクが高いと言えるでしょう。
注意点(個人輸入について)
特にインターネット通販などで入手できる薬の中には有効成分が不明確なものや偽造薬が含まれている可能性もあります。こうした薬剤は効果が得られないだけでなく、思わぬ健康被害につながるリスクも否定できません。
AGA治療は継続が前提となるため安心して続けられる環境を整えることが重要です。気になる症状や不安がある場合は無理に我慢せず、医師に相談しながら自分に合った治療を続けていくことが、安全かつ効果的な治療につながります。
初期脱毛について
AGA治療を始めたあと「逆に抜け毛が増えた気がする…」と不安になる方は少なくありません。
これはいわゆる「初期脱毛」と呼ばれる現象で、治療を検討している方にとっては気になるポイントのひとつです。
初期脱毛はフィナステリドやデュタステリド、またミノキシジルなどの治療を開始してから一定期間のあいだに見られることがあります。これは異常な副作用というよりも、ヘアサイクル(毛周期)が整っていく過程で起こる一時的な変化と考えられています。
AGAが進行している状態では、本来であればまだ成長するはずの髪が十分に育たないまま抜けてしまう「乱れたサイクル」になっています。治療によってこのサイクルが正常化しようとすると、古い毛が押し出されるように抜け落ち、新しい毛に生え変わる準備が始まります。これが初期脱毛の主な仕組みです。
そのため初期脱毛は必ずしも悪い兆候ではなく、治療が作用し始めているサインのひとつと捉えられる場合もあります。
(もちろん、すべての方に起こるわけではなく、感じ方や期間にも個人差があります。)
一般的には治療開始から数週間〜1〜2か月程度のあいだに見られ、その後は徐々に落ち着いていくことが多いとされています。この期間に不安になって服用をやめてしまうと、本来得られるはずの効果が十分に得られなくなる可能性もあります。
ただし、抜け毛の増加が長期間続く場合や、明らかに異常と感じる変化がある場合は別の要因が関係している可能性もあるため、自己判断せずまずはご相談ください。
初期脱毛についてより詳しく知りたい方は「AGA治療における「初期脱毛」とは?ちょっと不安なその抜け毛、実は大事なサインかも」でも解説していますのであわせてご確認ください。
不安になりやすいポイントではありますが、正しく理解しておくことで安心して治療を継続しやすくなります。
その他のAGA治療について
ここまでフィナステリドやデュタステリドといった内服薬を中心にご紹介してきましたが、AGA治療にはそれ以外にもいくつかの選択肢があります。
実際の現場では患者様の進行度やご希望に応じて、複数の治療法を組み合わせていくケースが一般的です。
また、生活習慣の見直しも無視できないポイントです。睡眠不足や過度なストレス、栄養バランスの乱れなどはヘアサイクルに影響を与える可能性があるため、薬物療法とあわせて整えていくことでより安定した効果が期待できます。
AGAは進行性の疾患であるため「ひとつの治療だけで完結する」というよりは、状態に応じて柔軟に治療を組み立てていくことが重要となります。逆に言えば選択肢が複数あるからこそ、自分に合った無理のない治療を見つけやすいとも言えます。
その他の治療法についてさらに詳しく知りたい方は「自分に合ったAGA治療法を見つけよう」でも解説していますので、あわせてご確認ください。
まとめ
フィナステリドとデュタステリドはいずれも男性型脱毛症(AGA)の治療において有効性が認められている代表的な薬剤です。
AGA治療は「どちらの薬が優れているか」という単純な比較ではなく、進行度や目的に応じて適切に使い分けることが重要です。さらにミノキシジルとの併用や複合療法を取り入れることで、より高い発毛効果を目指すことも出来るでしょう。
AGA治療を検討されている方は自己判断で薬を選ぶのではなく、現在の状態に合った治療方法を見極めましょう。
ギガクリニックではAGA治療に幅広く対応しています。
現状維持を目的としたプロペシアジェネリック(フィナステリド)、ザガーロジェネリック(デュタステリド)に加え、発毛効果が期待できるミノキシジル(タブレット・ローション)などの各種治療薬を取り扱っております。
発毛・育毛効果を高める「AGAドクターズカクテル」による複合治療もあり、患者様の症状やご希望に応じて柔軟な治療提案が可能です。
オンライン診療にも対応しておりますので「まずは相談してみたい」という方もお気軽にご利用ください。
患者様一人ひとりの進行度やライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる治療プランをご提案いたします。
よくある質問
Q. フィナステリドとデュタステリドはどちらが効果的ですか?
A. 確かにデュタステリドの方が強力ですが、すべての方に適しているわけではありません。AGAの進行度や体質に応じて選択しましょう。
Q. ジェネリックでも効果は同じですか?
A. 有効成分は同一であるため、基本的に同等の効果が期待できます。費用を抑えながら継続したい方に適しています。
Q. ミノキシジルは必ず併用すべきですか?
A. 必須ではありませんが、発毛を重視する場合は併用が推奨されることが多いです。医師と相談のうえ治療方針を決めましょう。
予約不要・最短5分・お薬代以外0円
専門医の診療
- #初診料0円
- #再診料0円
- #お薬代のみ
- #最短5分で処方完了
- #患部診察基本なし
- #医師・スタッフ全て男性
- #全院駅から徒歩3分
クリニック一覧からご確認ください クリニック一覧
自宅で簡単・安心
専門医の治療
- #初診料0円
- #再診料0円
- #お薬代と送料のみ
- #お薬代1万円以上は送料無料
- #最短即日診療
ギガクリニック各院のご紹介
- 札幌院
- クリニック紹介
- アクセス
- 仙台院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新宿南口院
- クリニック紹介
- アクセス
- 池袋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 上野院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新橋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 東京院
- クリニック紹介
- アクセス
- 横浜院
- クリニック紹介
- アクセス
- 大宮院
- クリニック紹介
- アクセス
- 名古屋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 栄院
- クリニック紹介
- アクセス
- 梅田院
- クリニック紹介
- アクセス
- なんば院
- クリニック紹介
- アクセス
- 天王寺院
- クリニック紹介
- アクセス
- 京都院
- クリニック紹介
- アクセス
- 岡山院
- クリニック紹介
- アクセス
- 広島院
- クリニック紹介
- アクセス
- 博多院
- クリニック紹介
- アクセス
記事監修

総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック(現 ギガクリニック)池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任
