EDと早漏
2024.12.29
ギガクリニックは、ED治療薬・早漏改善薬を取り扱っています。
近年の研究では、男性の性生活における問題として有名な「ED:勃起不全」と「PE:早漏」には密接な関係があることが判明しています。
今回はEDと早漏についてお話します。

EDとは
EDとは「Erectile Dysfunction」の頭文字をとったもので、直訳すると「勃起不全」です。
以前はインポテンツ(impotenz)とも呼称されていました。
インポテンツはドイツ語で否定を表す「im」と、活力を表す「potenz」の複合語ということから否定的な意味合いを持つ為、現在はあまり使用されていません。
日本語では、勃起不全の他にも勃起機能障害や勃起障害、陰萎(いんい)とも表現されています。
EDと聞くと全く勃起しない状態をイメージされる方も多いと思いますが、硬さ不足の状態や性行為の途中で萎えて勃起が弱まってしまう「中折れ」も広義の意味ではEDに該当します。
EDの原因は、器質性(加齢・病気・ケガ)といった体質的なものや、心因性(ストレス・トラウマ)といった精神的なもの、薬剤性(使用中の薬剤の副作用)によるものなどが挙げられます。
日本を含む先進諸国では、医療技術の発達から健康寿命が延び「性行為はしたいが加齢によりEDになってしまった」などといった勃起不全についての悩みを持つ方が増加傾向にあります。
また「初体験時に失敗したトラウマ」や、「子づくりに対するプレッシャー」といった、精神面のEDは比較的若年層の方に多いとされています。
以前のED治療は、陰茎にシリコンを埋没させる、陰茎に治療薬を直接注射する等、外科的手術で肉体にも負担のあるものでした。
1998年(日本では1999年)にファイザー社より経口治療薬である「バイアグラ」の販売が開始され、ED治療の敷居が下がりました。
近年、バイアグラと同じ成分で価格が抑えられたバイアグラ・ジェネリックの発売や、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、ステンドラ(アバナフィル)、ザイデナ(ウデナフィル)といった治療薬の種類も増えてきました。
専門的な治療を行う医療機関も増加したことで、今やED治療は多くの方に浸透しています。

早漏とは
早漏とは、主に性行為の際に本人の意思にかかわらず射精に至る状態を指します。
その他「陰茎を膣内に挿入後30秒射精を我慢できない。」「膣内挿入後1~3分程度しか射精を我慢できない。」と言ったように定義が曖昧で、パートナーの女性が満足する前に射精してしまうことも広義の意味では早漏と定義されます。この場合は多くの男性が早漏に該当することになるでしょう。
早漏の原因について長らく陰茎が敏感すぎることが原因とされてきましたが、近年の研究では、主に脳内のセロトニンの不足や心因なども起因すると考えられるようになりました。
射精に関与する自律神経として交感神経・副交感神経があり、射精時に優位になるものが交感神経です。
早漏の方の場合、この交感神経が優位になりやすく、ノルアドレナリンという過剰な興奮を引き起こす脳内物質が大量分泌されることでコントロールが利かなくなり射精に至るというメカニズムです。
過剰な興奮・早漏を引き起こすノルアドレナリンを調整する機能を持つものにセロトニンという脳内物質があります。このセロトニンの濃度を増加させノルアドレナリンを抑えることで早漏を改善することができます。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)には、脳内のセロトニンの再吸収を抑えて濃度を上げ、副作用として射精時間を遅延させる作用があることが知られています。
SSRIが特異的に早漏改善効果があることが大規模臨床の結果判明し、近年ではダポキセチンというSSRIがヨーロッパを中心とした諸国で「経口の早漏改善薬」として承認・販売されています。
早漏改善の経口薬は、現在ダポキセチンのみで、多くの使用実績があります。
EDによる陰茎の硬さ不足により感度が上がり、早漏につながることがあります。
この場合、ED治療薬の服用により陰茎に硬さを出すことで改善されることもありますが、ダポキセチンを併用することが最適でしょう。
バイアグラ、レビトラ、シアリス、ステンドラといった各ED治療薬とダポキセチンは作用機序が異なるため併用が可能です。
EDと早漏にお悩みの方はギガクリニックまでご相談下さい。

ギガクリニック各院のご紹介
- 札幌院
- クリニック紹介
- アクセス
- 仙台院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新宿南口院
- クリニック紹介
- アクセス
- 池袋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 上野院
- クリニック紹介
- アクセス
- 新橋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 東京院
- クリニック紹介
- アクセス
- 横浜院
- クリニック紹介
- アクセス
- 大宮院
- クリニック紹介
- アクセス
- 名古屋院
- クリニック紹介
- アクセス
- 栄院
- クリニック紹介
- アクセス
- UN金沢院
- クリニック紹介
- アクセス
- 梅田院
- クリニック紹介
- アクセス
- なんば院
- クリニック紹介
- アクセス
- 天王寺院
- クリニック紹介
- アクセス
- 京都院
- クリニック紹介
- アクセス
- 岡山院
- クリニック紹介
- アクセス
- 広島院
- クリニック紹介
- アクセス
- 博多院
- クリニック紹介
- アクセス
記事監修

総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任