LOH症候群(男性更年期)の治療
2024.12.28
ギガクリニックはED治療やAGA治療などの男性特有の悩みに特化したクリニックです。
ED治療薬やAGA治療薬の他にも、症状に合わせて補助剤(亜鉛、マカ、ビタミンB、リジン、DHEA)も併せて処方しております。
今回は男性の悩みの一つ、男性更年期障害(LOH症候群)について説明いたします。
男性更年期障害(LOH症候群)とは
男性更年期障害はLOH症候群( Late – Onset Hypogonadism )とも呼ばれており、40代から50代、60代前後に自覚する人が多いとされている障害です。
主な症状として、自律神経の不調による気力低下や意欲減退、また体力低下などの身体的な問題が挙げられます。
男性更年期障害の原因として、過労や栄養不足、男性ホルモン『テストステロン』の低下が大きな要因とされています。
男性更年期障害(LOH症候群)の治療
男性更年期障害の治療は、症状が軽度である場合、サプリメントや漢方薬の処方から行います。
男性更年期障害は食生活の乱れや慢性的な栄養不足(亜鉛、ビタミンB1など)によって引き起こされます。
食生活の改善が効果的であり、特に亜鉛は継続して摂取することで男性ホルモン(テストステロン)の濃度を維持する効果があり、ビタミンBはテストステロン濃度を上げるという研究結果が学会で報告されています。
これらを食事で補うことが難しい場合は、サプリメントでの摂取も有効です。
また、男性更年期障害の治療には漢方薬もよく用いられます。
『酸棗仁湯(さんそうにんとう)』、『補中益気湯(ほちゅうえっきとう)』、『六味丸(ろくみがん)』
『牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)』『抑肝散(よくかんさん)』『柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)』
『桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)』、『八味地黄丸(はちみじおうがん)』、『加味帰脾湯(かみきひとう)』
などがあり症状の具合によって使い分けられています。
男性ホルモン補充治療
男性更年期障害の治療は、食生活改善や漢方薬療法の他に、症状に合わせて男性ホルモン補充治療も行います。
主に遊離テストステロン値が8.5pg/ml未満の患者が対象になります。
男性ホルモン補充療法には経口剤、注射剤、皮膚吸収剤などがありますが、日本では注射剤の『エナント酸テストステロン』のみが保険適応となっています。
日本で男性ホルモン補充療法といえば一般的に男性ホルモンの注射のことを指します。
また、遊離テストステロン値が11.8pg/mlの患者は男性ホルモン補充治療の適応とはなりません。
男性ホルモン補充治療は、一回125mg~250mgのエナント酸テストステロンを2~3週間おきに筋肉注射することが一般的です。
2~3週間おきの注射でも臨床効果が得られるのですが、1~2週ごとに60~125mgを投与していくほうがより生理的に近いと考えられています。
男性ホルモン補充治療の副作用
男性ホルモン補充療法の副作用には、ニキビや多血などが出現する場合があります。
その他にも男性ホルモンは前立腺肥大症に起因する可能性があると考えられているため、治療中は定期的に前立腺の検診やPSA検査(前立腺がんマーカー)を受けることをお勧めいたします。
また、前立腺肥大症の方の男性ホルモン補充療法は適応外となっております。
経過観察のためにも、治療開始後1年間は3カ月ごとにPSA測定やホルモン測定、一般血液検査を行ってください。
男性更年期障害の症状は、糖尿病や動脈硬化、高血圧などでも似た症状を引き起こします。自己判断はせず医療機関にかかることが大切です。
男性更年期障害(LOH症候群)とED
男性更年期障害(LOH症候群)が原因でEDが発症してしまう場合があります。
自力で勃起を維持することが出来ない方にはED治療薬の服用が推奨されています。
また、精神的な障害を併発している可能性も高いため、安定剤などを併用するのが最適でしょう。
ED治療薬には併用に注意が必要なお薬や、場合によっては服用してはいけない可能性もあります。
自己判断は危険です。手軽だからといって個人輸入で購入するのもやめましょう。
個人輸入には偽薬が混入しているという情報も報告されています。
偽薬の服用は、健康被害を受けるなどのリスクを負うことにもなりかねません。
必ず医療機関を受診したうえで処方を受けましょう。
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記事監修
総院長菅原 俊勝
- 2004年(平成16年)
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 2014年(平成16年)
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 2021年(令和3年)
- 医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
- 2021年(令和3年)
- 大宮院管理医師、総院長就任