コラムCOLUMN

ビタミンB群について

2024.12.28

ギガクリニックはED治療やAGA治療などの男性特有の悩みに特化したクリニックです。
ED治療薬やAGA治療薬の他にも、症状に合わせて補助剤(亜鉛、マカ、ビタミンB、リジン、DHEA)も併せて処方しております。

今回はその補助剤の中の一つ、ビタミンBについて詳しくご説明いたします。
ビタミンB群には男性ホルモンの働きを促す作用があり、不足することでEDやAGAにつながる可能性があります。またその他に、ビタミンBにはストレスを軽減する働きがあり、 LOH症候群(男性更年期障害)にも効果的であるとされています。

ビタミンBとは

ビタミンB群に属する栄養素で、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、などが挙げられます。
これらのビタミンB群は生きていくために必要不可欠な栄養素ですが、単体では効果を発揮しにくく互助的に働くため、ビタミンB群はまとめて摂る(複合体)ことが望ましいとされています。
ビタミンB群は動植物性食品に多く、日本の食生活において不足することはないと思われがちですが、実際は潜在的にビタミンが欠乏している方がかなりの数存在すると考えられています。

ビタミンB群の働き

ビタミンB群は多くの酵素の補酵素(働きを助ける栄養素)です。
ビタミンB群は代謝ビタミンとも呼ばれており、生きるうえで重要な「エネルギー」を作るのに必須とされています。
以下に各々のビタミンBの働きをご説明します。
・ビタミンB1
ビタミンB1は、水溶性ビタミンのひとつです。
江戸時代などに国民病と呼ばれた「脚気」はこのビタミンB1欠乏によって起こります。
糖質からエネルギーを作ることや、皮膚や粘膜の健康維持にも必要です。
また糖質を栄養源とする脳神経系の正常な働きにも関係しています。
・ビタミンB2
ビタミンB2も、水溶性ビタミンのひとつです。栄養ドリンクなどを飲んだ後の尿が黄色くなるのはB2の色によるものです。
主に皮フや粘膜の健康維持を補助し、脂質、糖質、たんぱく質等をエネルギーに変換するなど、身体の代謝を支えるという重要な働きをしています。
・ビタミンB6
ビタミンB6も、水溶性ビタミンのひとつです。
たんぱく質からエネルギーを作ったり、皮膚や粘膜の健康を維持したり、血液や筋肉が作られる時に働いています。
・ナイアシン
ナイアシンとはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称です。
体内では活性型ニコチン酸であるNADやNADPとなって、糖質や脂質からエネルギーへ変換する際の補酵素として働きます。
また、ナイアシンには脂質の代謝を促す働きがあり、1日に1500mg摂取でコレステロール値や中性脂肪を低下させることが出来ます。
・パントテン酸
パントテン酸も、水溶性ビタミンのひとつです。
動植物性食品に広く含まれており、糖質やたんぱく質、脂質の代謝やエネルギーを作るのに不可欠な酵素の補助をしています。
また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関わっており、粘膜や皮膚の健康を維持する働きもあります。
・ビオチン
ビオチンはビタミンHやビタミンB7とも呼ばれています。
血液の循環をスムーズにさせる働きがあり、皮膚の炎症を抑え再生する力を高めます。
・ビタミンB12
ビタミンB12も、水溶性ビタミンのひとつです。貧血などに有効なビタミンです。
後述する葉酸と協力することで赤血球中のヘモグロビン生成を助けます。また、脳の指令を伝達する神経を正常に保つ役割も持ってます。
・葉酸
葉酸は、水溶性ビタミンのひとつで、ビタミンB群の仲間です。緑の葉に多く含まれています。
細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する役割があり、赤血球の細胞形成を助けたり、胎児の正常な発育に役立ったりと重要な働きも担っています。
最近では、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患を防ぐという研究結果も報告もされています。
葉酸はB12と協力し血液を作るため、不足すると巨赤芽球性貧血という悪性の貧血を招く場合があります。

以上がビタミンB群の主な働きです。
ビタミンB群は喫煙や飲酒などによっても消費されてしまいます。特にヘビースモーカーやたくさん飲酒をされる方は慢性的なビタミンB不足に陥りやすく、下記で述べるようにEDやAGA、LOH症候群などを発症する可能性が非常に高くなります。

ビタミンBとAGAの関係

AGA(男性型脱毛症)予防、薄毛予防において、ビタミンB群や亜鉛は必須の栄養素とされています。
中でもビタミンB郡は下記のような働きにより、積極的に摂取すべきだと言われています。
ビタミンB2:皮膚や髪などの細胞の再生に関わっています。
ビタミンB6:皮膚や髪、葉などの成長を促進する働きがあります。
ビオチン:皮膚や髪の健康維持、頭皮の血流を改善する働きがあります。

ビタミンB群とED治療の関係

ED予防においてもビタミンB群の摂取が有効であり推奨されています。
ビタミンB1:脳(神経)の働きを活発にし、性的な刺激がしっかり伝達されるようになります。
ビタミンB6:神経をなだめストレスを軽減する働きがあります。
ビタミンB12:神経系を正常に保つ働きがあります。
ビタミンB群:疲れにくい体を作り、疲労によるEDへの予防効果が期待できます。
以上の事から、EDの予防や、不安やストレスによる心因性EDの対策に役立つとされています。

ビタミンBと男性更年期障害(LOH症候群)の関係

男性更年期障害(LOH症候群)はテストステロン(男性ホルモン)の低下によって起こります。
この男性ホルモンの分泌を促すアリチアミンという成分があるのですが、これはアリシン(ニンニク等に多く含まれる成分)と、ビタミンB1が結合することで生まれます。
つまり、アリチアミンの素となるビタミンB1を摂取することで、テストステロンの分泌を促し、LOH症候群の回復や予防にも期待が出来ます。

普段の食事で十分なビタミンB群を補摂取出来ない場合は、サプリメントなどで補うことを推奨します。
当院ではビタミンBだけでなく、EDやAGAに有効な様々なものを取り扱っておりますのでぜひ一度、ご来院ください。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任