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薬剤性EDとは

2024.12.29

薬剤性EDは、服用している薬の副作用により起こる勃起不全です。EDの原因は多層的ですが、薬剤によることが原因の一つとなりえることがあります。例えば一般的な薬剤の中でも、高血圧の治療に使われる降圧剤、抗うつ薬などが影響を与え、EDを起こしやすいことが知られています。

原因となる薬剤

薬剤性EDを引き起こす可能性のある薬剤は、下記のような類別が含まれます。

・中枢神経に作用する薬:解熱剤、消炎鎮痛剤、抗不安薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、睡眠薬を含む向精神薬
・末梢神経に作用する薬:筋弛緩薬、麻酔薬、抗コリン薬
・循環器系に作用する薬:不整脈治療薬、利尿剤、降圧剤、血管拡張剤、高脂血症用剤
・消化管に作用する薬:消化性潰瘍治療薬、鎮けい薬

薬剤性EDは、判定の難しい病気の為、精神疾患、加齢などが原因と勘違いするケースが多いです。

降圧剤

降圧剤は、血圧を下げることを目的に使用されますが、血流の調節に影響することで陰茎への血液供給が妨げられ、EDの原因になる場合があります。特に、β遮断薬、利尿薬などがEDの原因となるケースが知られています。ただ、全ての降圧剤がEDを引き起こす原因となるわけではなく、薬の種類や個人の体質で影響は異なります。自己判断で薬剤の服用を中止せず、医師の指導を受けましょう。

抗うつ薬

抗うつ薬の中でも、三環系抗うつ薬、選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)、セロトニン-ノルアドレナリン再取込阻害薬(SNRI)では、性欲低下や勃起(興奮)障害、オーガズム障害など性機能障害の副作用が報告されています。これらの薬は神経伝達物質のバランスに影響を与えるため、性的機能に変化を及ぼす場合があります。抗うつ薬を使用中にEDの症状が現れた場合は、放置せずに早めに医療機関を受診しましょう。

男性ホルモン抑制剤、抗アンドロゲン剤

男性ホルモン抑制剤、抗アンドロゲン剤は、テストステロン(男性ホルモン)の分泌を抑制する薬剤です。テストステロンは、性欲や勃起において重要な役割を果たしています。その為、このテストステロンの分泌を抑える薬を服用していると、性欲や勃起の低下につながるケースがあります。

薬剤性EDの疑いがある場合は、初めにかかりつけの医師と相談することが重要です。医師は、薬剤歴および体調を考慮した上で、対処方法の提案をします。例えば、薬剤や量の変更・ED治療薬の使用などが考えられます。ギガクリニックは、医師の診断のもと、個別の症状に合わせたED薬の処方を行っております。

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記事監修

ギガクリニック総院長 菅原 俊勝

総院長菅原 俊勝

2004年(平成16年)
秋田大学医学部医学科卒業
2014年(平成16年)
ユナイテッドクリニック池袋院
2021年(令和3年)
医療法人社団 淳康会 高森会 理事就任
2021年(令和3年)
大宮院管理医師、総院長就任